１４７話チームKの決意２ ページ23
「いよいよだ」
「……」
ミスターKの言葉に、私は耳を傾ける。
ついに、動き始めるのだ。デモーニオに目配せをする。
彼らはフードを被り、イタリアエリアに向かわせた。
「カステーロ」
「はい」
私はすぐにミスターKの元へ向かう。
ミスターKのサングラスが、きらりと輝いた。
すぐに片膝を立てて、忠誠を誓うポーズをとる。
「私の最高傑作、カステーロ……いよいよ時が動く。
日本代表をつぶし、復讐をするのだ。
まずはそのためにイタリア代表決定戦でRHプログラムのテストを行う。いいな」
「かしこまりました」
RHプログラムのテスト……つまりは、ここで成果を出さなければいけないんだ。
正直プログラムが発動している時は全く覚えていない。
試合がいつの間にか終わっていて、相手選手がみんな倒れている。
それくらい、私は極限に追い込まれていると力が出ているんだ。
イタリアエリアのサッカーグラウンドに着き、私はミスターKの横に付く。
オルフェウスの監督になったミスターKは、イタリア代表決定戦を行いフィディオたちをクビにし、デモーニオたちチームKをトップにするという。
私はずっとそんな話は興味はなく、下を向いていた。
練習場所を一度明け渡すフィディオたち。練習前に私はフィディオたちを見た。
でもよく見えない……輝いていて、煩わしい。
彼らが私の横を通り過ぎるとき、フィディオと目がばっちり合ってしまった。
しかしそのあとは自分たちの練習場所を探すためなのか、駆け出していく。
……今は練習に集中しなくては。
デモーニオたちと最終調整を行おう。
「デモーニオ」
「！カステーロ……」
「問題ないな」
そう声をかけると、デモーニオは笑った。
「あぁ。俺たちは明日の試合、必ず勝ってみせる！」
「「おう！」」
やる気と決意がみなぎっている……だけどその中に、自分たちが代表候補にも選ばれなかった憎しみを感じる。
あぁ、こっちがやはり落ち着く。オルフェウスの光よりも。
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トラさん(プロフ) - 物語の根本に関わるので詳しくは言えませんが、この後の展開を見守っていただけたらと思います！作者はハッピーエンドが好きなのでご安心ください。 (11月22日 21時) (
レス) id: 90ef5ae162 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 主人公（夢主）の障害又は後遺症が残たとしたら……？？ (11月22日 21時) (レス) @page37 id: c04382ac4b (このIDを非表示/違反報告)
トラさん(プロフ) - はい、なるべくならこの作品にあった内容でお願いします。どういったことでしょうか (11月22日 21時) (レス) id: 90ef5ae162 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - イナズマイレブンについて簡単に聞きたいのですが… (11月22日 19時) (レス) @page35 id: c04382ac4b (このIDを非表示/違反報告)
机田(トラさん)(プロフ) - マナさん» こんばんは！コメントありがとうございます。 (11月21日 22時) (レス) id: 8b84652de6 (このIDを非表示/違反報告)
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