４４『稽古』 ページ46
それから、俺はやっと熊徹に稽古をつけてもらった。
朝早くから稽古は始まる。俺の剣を熊徹は軽く受け流すと、俺の頭に当てた。
「イテッ！」
「ふふん。」
「くそー、もっとちゃんと教えろ！」
もちろん、俺もやられっぱなしじゃない。
昼は俺の番だ。足だけを鍛えるため、すぐ手の出ちまう熊徹を両手縛りにし、合わせていなかったら木刀を当てる。
「イテッ！」
「合わせる。」
「イテッ！イテッ！」
「相手に合わせるんだよ。」
「やってるよ！」
「できてないだろ。」
「偉そうに、この…！………もっとちゃんと教えろ。」
これじゃ、どっちが弟子なのか師匠なのか分かんねえ。
でも、俺達はきっと、師匠であり弟子なのかもしれない。
剣術だけじゃなく、俺は柔術も教えてもらわないといけない。
竹に刺さっているスイカにパンチをする。
「やぁっ！っ、いってて…！」
片手でパンチしても、ただ手が赤くなるだけだ。熊徹は＿＿＿。
「オラァッ！！」
大きな水の入った瓶を、一撃で粉々にする。
「くっそ〜っ！」
負けていられねえ。頑張らなくちゃ。
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トラック3号（留学する）(プロフ) - 沙耶さん» コメントありがとうございます！体のことも心配してくれてとてもうれしいです！更新頑張ります〜！ (2016年12月19日 15時) (
レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶 - あっ！言い忘れてしまいましたが、お体には気を付けてくださいね！ (2016年12月15日 4時) (レス) id: 859f6178c6 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶 - 私、バケモノの子もヒロアカも大好きで私、めっちゃ嬉しいです！更新頑張ってくださいね！ (2016年12月15日 4時) (レス) id: 859f6178c6 (このIDを非表示/違反報告)
トラック3号(プロフ) - じたくけいびいんさん» コメントありがとうございます！続編を作ることになったので、そちらも宜しくお願いします！ (2016年9月26日 20時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
トラック3号(プロフ) - 星さん» コメントありがとうございます！だんだんとヒロアカのメンバーとも絡んでいくつもりですが、容量の問題で続編になってしまうかもです。一郎彦との関係にもご注目ください！更新頑張ります！ (2016年9月26日 17時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トラック3号 | 作者ホームページ：勝己も強くなるんだったら、俺はそれ以上になる。
作成日時：2016年7月15日 23時
