３５『会いに』 ページ37
帰ってきたのち、熊徹はどこにもいなかった。
あ、そういえば、ここの渋天街の宗師には会ってなかったな。あのオールマイトみたいな耳のある宗師に。
てか会えるのか？いや、宗師に会いに行けと言われたんだったらそうか…。
熊徹のポケットの中に、一枚だけあった。それはここの宗師のものだった。
多分、いれっぱなしで忘れていたんだろう。熊徹のことだから。
…試してみよう。一か八かだ。
・
・
・
「陸奥じゃないか。」
「！い、一郎彦…。」
「どうしたんだ？この雨の中。」
「お、お前は…。」
「修行の途中で、お使いを頼まれてね。その帰り。」
そう言って笑う一郎彦。俺はさっきから宗師の場所を探してうろうろしていたんだ。
こいつなら、知ってるかもな。
「なぁ、一郎彦。」
「ん？」
「宗師がいる場所って、どこだ？」
「え？」
「招待状、もらってんだ。」
・
・
・
本当に知っているとは思わなかった…。
普通に教えてくれた。熊徹と違ってやさしい…。
しばらく歩いていると、大きな門があった。そこには門番もいる。
「あ、あの…。」
「！人間…ここで何をしている。」
「招待状、貰っている…んです。宗師…様の。」
一瞬、怪訝そうな顔をしたが、俺はきょろきょろしなかった。よけい怪しまれるから。
「だめだ。入れさせるわけにはいかない。」
「！なんでだよ！」
「お前がこんなものを貰えるわけがないだろ。」
「ふざけんな！返せ！」
やっぱり無理なのか。そう思ってた時。
「その子はわしの客じゃ。いれなさい。」
「！宗師様…！」
目の前に宗士が現れた。
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トラック3号（留学する）(プロフ) - 沙耶さん» コメントありがとうございます！体のことも心配してくれてとてもうれしいです！更新頑張ります〜！ (2016年12月19日 15時) (
レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶 - あっ！言い忘れてしまいましたが、お体には気を付けてくださいね！ (2016年12月15日 4時) (レス) id: 859f6178c6 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶 - 私、バケモノの子もヒロアカも大好きで私、めっちゃ嬉しいです！更新頑張ってくださいね！ (2016年12月15日 4時) (レス) id: 859f6178c6 (このIDを非表示/違反報告)
トラック3号(プロフ) - じたくけいびいんさん» コメントありがとうございます！続編を作ることになったので、そちらも宜しくお願いします！ (2016年9月26日 20時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
トラック3号(プロフ) - 星さん» コメントありがとうございます！だんだんとヒロアカのメンバーとも絡んでいくつもりですが、容量の問題で続編になってしまうかもです。一郎彦との関係にもご注目ください！更新頑張ります！ (2016年9月26日 17時) (レス) id: 886ceede30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トラック3号 | 作者ホームページ：勝己も強くなるんだったら、俺はそれ以上になる。
作成日時：2016年7月15日 23時
