変なやつ４【イタリア留学編】 ページ15
「Aさん、明日は私と一緒にペアを組んでいただけませんか？」
「え、うん！いいよ！」
食堂で、丁寧に腰を折りながらエドガーはそう言ってくる。
あれだ、シャルウィーダンス？ってこのまま聞かれてもおかしくはない。
「じゃあその次俺と〜！」
「じゃあ明後日は俺とだな」
「ずるいよみんな！俺だってまだ一度もカステーロとやっていないのに！」
マークとディラン、そしてフィディオが乗っかって来る。
ま、まぁこっちとしては次に組む相手が早々と見つかってくれて嬉しい限りなんだけどな〜！
「そういえば、フィディオとデモーニオは竜城のことを『カステーロ』って呼んでいるけど……どうしてだい？」
そんなディランの問いに、私たち三人はきょとんとする。
「チームKとオルフェウス時代の癖がつい……」
「『カステーロ』……イタリア語で、城という意味ですね」
「ああ、あれそういう意味だったんだ〜」
「気づかなかったの！？」
呑気に答える私に、フィディオが驚く。
なんとなく、読み方が可愛いな〜と思って全然気にしていなかった。
「Aでもカステーロでも、何でもいいよ。本名の方はなるべく下の名前で呼んでほしいけどな〜」
カステーロって言われるのも、別に嫌じゃないし。
……そういえば、父さんも影山以外にミスターKという別称があったな……。
「別称っていいね……！？」
「急にどうした？」
「じゃあ、俺たちもカステーロって呼ぼうかな」
「イェス！よろしくな〜カステーロっ！」
「よろしくな〜マーク、ディラン！」
「みんなが言うなら、俺も言うよ」
そう手を挙げたのはテレスだった。
「めっちゃ嬉しい！」
「では私も、カステーロさん……」
「さん付けも敬語もいらないな〜」
「ですが……」
ちょっと困ったようにそう言うエドガー。
う〜ん、彼の中では女性はそういう風に言うのが当たり前……というか文化なのかな。
「じゃあさん付けはいらない。敬語はいつも通りでいいし、外したくなったら外して」
「ありがとう……改めて、よろしくお願いいたします。カステーロ」
「なはは〜私が慣れないな〜」
この7人なら、仲良くやっていけそう！
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机田(トラさん)(プロフ) - bizyuさん» 番外編も見ていただきありがとうございます！本編とはまったく関係ないわけではありませんが、奮闘している主人公をぜひ追っていただければと思います！(話は反れますがbizyuさんが四字熟語を好きだと作品内で仰っていたので、共通点があってニコニコしています^^) (1月1日 20時) (
レス) id: 8b84652de6 (このIDを非表示/違反報告)
bizyu(プロフ) - 番外編ありがとうございます！本編とはまた少し違う視点で見れるのでとても新鮮な気持ちで読ませていただいています！これからも頑張って下さい(о´∀`о) (12月31日 21時) (レス) id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
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