３４『制服』 ページ35
「なんでこいつと一緒に行かないといけねえんだよ！」
「それはこっちのセリフだ！」
バケモノの世界から人間の世界に行き、家に向かって渡されたのは折寺中(男)の制服。
「本当にこれでいいの？っていうか私も癖で男で登録させちゃっているんだけど。」
母さんの手から、男として登録された俺の受験票を貰う。
母さんは別に許すけど、なんで勝己と…。
「お前電車の使い方分かんねえだろ、絶対。」
「な！分、かる……し…。」
「なんでそんなに自信がないんだよ。」
いや、でもこの前電車に乗れた…でもあれは焦凍が腕を引っ張ってくれただけだった。
９年も乗っていないと、乗り方なんて忘れる。
「早く行くぞ。」
「うっせえな！」
「二人とも！頑張ってね〜！」
母さんに見送られて俺達は向かった。
いつも通りいけばなんとかなる。
この考えが甘かったのかもしれない。
雄英についた。ここに来るのは久しぶりだ。相変わらずでけえ学校だな…。
「あ、デクじゃねえか。」
本当にあいつに会うのは久しぶりだな。勝己は中学校に行っているから毎日いやと言うほど顔を見ているのかもしれないけど。
緊張でガクガクしている。勝己は顔を歪ませて歩いていく。
「どけデク。」
「かっちゃん！りっちゃん！？」
「俺の前に立つな殺すぞ。」
「おっ、おはよう頑張ろろうねおたが、互い…！」
勝己は何もせずに歩いていく。
俺はため息をついて、デクの肩に手を置く。
中学とか、何があったか知らねえけど…俺はこいつのことをあまり知らないデクになっている。
あいつのように嫌悪はしていない。
ムカつく存在ではあるけど。つかえねえし。
「ひっ！りっちゃん…！？その制服…！」
「ま、頑張ろうぜ。」
それだけを言って歩いていくと、噂される。
「なぁあれ…爆豪じゃね？ヘドロの時の…。」
「おお本物…っていうか、どっちが兄で弟なんだ？弟の方が、鯨事件のやつだよな。」
っち、気味悪いな…。
『人間は、いつもこんな感じなのか？やっぱり嫌だぜ…。』
「知るかよ…俺だって人間は嫌いだ。」
「おいいくぞ利己！」
勝己が俺を呼んだ。
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ゆきのめ - とても面白かったでふ！続き待ってます！更新頑張ってください^^* (2018年7月30日 2時) (
レス) id: 7b67f5c325 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ヤベェ…面白すぎる！これからも更新頑張って下さい！応援しています( *・ω・)ノ (2018年6月8日 17時) (レス) id: 99beb34d9a (このIDを非表示/違反報告)
霧雲 - 久しぶりに良作見れました(*´∀｀*)ありがとうございますm(__)m (2018年3月5日 18時) (携帯から) (レス) id: 8e18626139 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - お話面白いですね!更新楽しみに待ってます！ (2017年11月28日 0時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
ルー - ２つの神作品の合成！･･･神作ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!これからも頑張ってください！応援してます！星を毎話見る度に押します！マジ最っ高です！ (2017年11月16日 3時) (レス) id: d94c8b6876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トラック3号 | 作者ホームページ：勝己も強くなるんだったら、俺はそれ以上になる。
作成日時：2017年4月10日 18時
