１５『可愛い』 ページ16
「は…は！？」
顔が熱くなっていくのがわかる。
あぶね！熊轍たしか刀の中にいるよな！？
熊轍は俺の心の中と刀の中を行ったり来たりできるらしい。(俺経由で)
今刀だから、よく状況分かっていないし、寝ているはずだ。きっと。
「可愛いよ。俺はお前のこと好きだし。」
「いきなりどうしたんだよ、俺男っぽいのに…！」
「可愛いって。」
「や、やめてくれ…俺…って言うし、がさつだし、ここのことも何も知らないのに…。」
「別にがさつでもいい。ここのことなら俺が教えてやる。」
あぁもう何も言い返せねえ。キャパオーバーだ。
「……俺もお前のことが好きだ。」
チラリと焦凍を見ると、とても嬉しそうな顔で見ていた。
「利己、顔真っ赤だぞ。」
「うっせ…誰のせいだよ。」
俺たちは、晴れて両想いになれた…のか？
「今日はありがとう。」
「あぁ。」
途中のところまで送ってくれて、俺は人ごみの中に紛れて渋天街のほうに帰った。
今日はいろんなことがありすぎて疲れた…。
とりあえず、胸に手を当てないと熊轍の声は聞こえないようだ。
刀から胸にすでに移動しているのか、胸の部分だけ妙に熱い。
『おい、今日の飯なんだ。』
「肉じゃが。っていうかお前食べれねえだろ。」
『うっせえな…。』
あぁ、こういうところはやはり似てしまうものなのか。
「てか、人間界であったこと覚えていねえのか？」
『寝てた。』
「へっ、だろうな。」
人間界で起きたあの恥ずかしいことを聞かれなくてよかったと俺は安堵した。
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ゆきのめ - とても面白かったでふ！続き待ってます！更新頑張ってください^^* (2018年7月30日 2時) (
レス) id: 7b67f5c325 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ヤベェ…面白すぎる！これからも更新頑張って下さい！応援しています( *・ω・)ノ (2018年6月8日 17時) (レス) id: 99beb34d9a (このIDを非表示/違反報告)
霧雲 - 久しぶりに良作見れました(*´∀｀*)ありがとうございますm(__)m (2018年3月5日 18時) (携帯から) (レス) id: 8e18626139 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - お話面白いですね!更新楽しみに待ってます！ (2017年11月28日 0時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
ルー - ２つの神作品の合成！･･･神作ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!これからも頑張ってください！応援してます！星を毎話見る度に押します！マジ最っ高です！ (2017年11月16日 3時) (レス) id: d94c8b6876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トラック3号 | 作者ホームページ：勝己も強くなるんだったら、俺はそれ以上になる。
作成日時：2017年4月10日 18時
