三十七話 ページ7
「これで公子に言われてたことは達成できたな！これからどうするんだ？」
留雲の仙境から出てきたパイモンは大きく伸びをして、緊張がほぐれたかのように明るく言葉を口にした。
そういえばこれは公子に頼まれてやっていたことだったか。仙人との会話ですっかり疲弊して、忘れていた。
「うーん…。私は一度璃月港に戻って現状がどうなっているかを把握したいかな。」
「じゃあ、ここで一旦別れるってこと？」
「そうなるね。あ、もちろん君たちを守る約束を忘れたわけではないよ。ただ、仙人の件もあるし、私も色々と厄介ごとを頼まれている身でもあるから、ずっと一緒にはいられない。公子への報告は任せたよ。」
鍾離殿にこの後どうやっていくのか、何をするつもりなのかを聞く必要もあるし、何より可能とあるなら公子との接触はできる限り避けたい。
あの死んだ魚みたいな目がなんというか、苦手というか。多分合わない部類なんだろう。本能的に避けたくなる。
「大丈夫。私と君はこうして会えたことだし、きっと不思議な縁で結ばれているだろうさ。璃月にいるならきっと顔合わせする機会も多いだろう。また今度、会った時にまた君たちの旅に同行しよう。」
まだ不安の拭えていない空の顔を見て、正直匿ってやるべきなのかを悩んだが、私自身も私自身の仕事がある。特に、鍾離殿の件に関しては空を関わらせては行けないだろう。
空とパイモンにしばしの別れを告げ、私は璃月港への帰路を急いだ。
「先生！！」
「はいすいません！」
帰宅後すぐに助手の怒号が雷の如く落ちた。
分かってるよ助手くん。ごめんて。
「こんな時間になるまで何処ほっつき歩いてたんですか！しかも聞いたら千岩軍から探されてるとかなんとかでこの部屋に千岩軍が来たんですよ！？もうびっくりして箒で叩いちゃったじゃないですか！！」
「お、おう……。よく千岩軍にそんな勇敢に立ち向かえたね…。」
「当たり前じゃないですか！先生が悪いことするわけありません！そんな度胸すらないのに！」
「ちょっと待ってそれどう言うこと。」
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ノア(プロフ) - まっでまじだ！！ (2022年11月13日 9時) (
レス) @page33 id: 7cc6cd9634 (このIDを非表示/違反報告)
ぐへへへへ - あばばば好きすぎます！！お体お気をつけてください！続き楽しみにしてます！！ (2022年9月14日 1時) (レス) @page32 id: 55d4558f37 (このIDを非表示/違反報告)
gtuysut5843…(プロフ) - 更新楽しみにしてます！お忙しいでしょうが頑張ってください！ (2022年9月2日 0時) (レス) @page32 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
rurinigana(プロフ) - すっごい好みなものを見つけてしまった…！夢主ちゃんかっこよすぎる！！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年6月22日 11時) (レス) @page32 id: 29637ba3af (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 本当に面白いです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年6月15日 8時) (レス) @page30 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 x他1人 | 作成日時：2021年6月10日 13時
