三十話 ページ49
「お願いします仙人の使い様!どうか、どうか兄貴を助けてください!」
「…はぁ、いいか。君はどうやら他の宝盗団とは違って善心が結構あるみたいだから言うけれど、今の君たちが平穏に暮らしていられるのはかつて戦った仙人たちのおかげだ。君たちはそれの領域に勝手に侵入した挙句、窃盗を働こうとしたのだから然るべき処罰は受けろ」
かなりきつい現実を淡々とした声で男性に伝えると、男性は泣きそうな顔で膝から地面に崩れ落ちた。
流石に言いすぎだ、と言いたげな顔で空の少年もパイモンも私をみている。いや、こんな反応されるなんて思ってなかったんだよ。
「うぅ…、兄貴…兄貴ぃ……」
どうやら、自分の犯
私の言葉を真正面から受け止め、くずくずと泣きじゃくる男性に私は足を曲げて言った。
「言葉の意味はきちんと理解できるようだね。…今回は君のその善心と誠意を汲んで、君の兄を助けよう」
先程の声とは違い、優しく男性に声をかけると男性はバッと顔を上げた。
両手を祈るように合わせ、泣き震えた声で「ありがとうございます」と口にする。
はぁ…、理水に怒られる。
「こんなにある琥珀のどれかがあいつの兄が入ってるんだよな?」
「そうだね」
「…どうやって見分けるんだ?」
「あんまり何でもかんでも琥珀割っちゃダメだよ。さっきも言った通り、琥珀は侵入者を排除するために植えられたものだから、中には魔物も入ってる」
「えぇ!?」
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りー - 理由把握いたしました。先日は失礼なこと言ってしまって申し訳ありません。五月病など無理なさらないでくださいね。 (2021年6月3日 17時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
りる - とりまろ。様はもう小説は書かれないんですか…? (2021年5月31日 7時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
り - すみません絵じゃなくて小説です…誤爆しました… (2021年5月26日 18時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
り - イッキ見しました…ひゃえ…大好きです主様の絵好きです更新まってます!! (2021年5月22日 0時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2021年4月25日 14時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とりまろ。 x他1人 | 作成日時:2021年3月31日 20時