二十一話 ページ37
「あのねぇ、君。こんなくだらないこと隠すためにこんな態度とらないでよ。無駄に力を使っちゃった」
「す、すまない…」
はたから見れば、頭を垂れるガタイのいい男性と細身で低身長の腕を組んだ女性が向き合っている様なんてすごい光景じゃないだろうか。
瞳を使い、彼の内側を覗いたところ、どうやら厨房に怪しい影をみたらしい。ここの所この旅館には「お化け」が出るらしく、彼はそれに怯え切ってしまっていただけだった。
全く。それを頑なに隠すから無駄なことをしてしまった。
「アンタがオーナーの言っていた仙人だったんだな…確かにさっきの雰囲気は仙人らしかった」
「人前で私を仙人と呼ばないでほしいな」
「わ、悪かった」
しかし、お化けが出る、か。悪意のあるものであれば魈が払うはずだが、そうしないあたり危害はないのだろう。恐らく人を驚かすのが好きな子なのかもしれない。
この調子ではまともに杏仁豆腐も作れないだろう。仕方ない。
「わかった。そのお化けとやらに話し合いをしてみるよ」
「ほ、本当か？」
「あぁ。その代わりとびきり美味しい杏仁豆腐を作ってくれよ？」
「もちろん！任せてくれ」
言笑と約束し、厨房に戻って空たちに報告しようとしたその時。
「%^%*%&ーーーーーーッ！！！！」
厨房の方からパイモンの悲鳴が聞こえた。
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りー - 理由把握いたしました。先日は失礼なこと言ってしまって申し訳ありません。五月病など無理なさらないでくださいね。 (2021年6月3日 17時) (
レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
りる - とりまろ。様はもう小説は書かれないんですか…？ (2021年5月31日 7時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
り - すみません絵じゃなくて小説です…誤爆しました… (2021年5月26日 18時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
り - イッキ見しました…ひゃえ…大好きです主様の絵好きです更新まってます！！ (2021年5月22日 0時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白くて大好きです！更新頑張って下さい！ (2021年4月25日 14時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 x他1人 | 作成日時：2021年3月31日 20時
