一章『久遠の体との別れ』 ページ16
ついに、七星迎仙儀式が今日行われる。
私や私の旧友達が愛した『岩神』は一度、この璃月から姿を消す。計画がうまくいけば、岩神とは永遠にお別れだ。
成功しないでくれ、なんて思ってはいない。彼が『鍾離』として自由の身になるのなら、それは私にとっても喜ばしいことだから。
「あの、すみません」
思いにふけていると横から声をかけられた。
振り向くと異国の衣装に身を包んだ金髪の少年と、その少年の隣を浮かぶ小さな女の子がいた。
「あぁ、すまない。ボーッとしていて…何が御用だったかな？」
「迎仙儀式に行きたいんだけど、何処でやってるか知らないか？」
少年の隣を浮かぶ小さな女の子が、問いかけてくる。どういう原理で浮いているのかよく分からないが、まぁそう言った生物なのだろう。あまり深くは考えるつもりは無い。
しかし、今はタイミングが悪い。彼らは迎仙儀式を見に来ただけなのだろうが、異国から来た、というのがあまり良くない。何故ならこれから行われる迎仙儀式ではかの岩神が死ぬからだ。恐らく異国から来た彼らは真っ先に疑われるだろう。
どうしたものか。流石に一般人に罪を着せる訳にはいかないな。
「勿論知っているとも。私も見に行くつもりだから一緒に行こうか」
何かあった際、すぐ庇えるように彼らと共に迎仙儀式に向かうことにした。
本当は自分が信仰した神が死ぬ儀式に参加するつもり無かったんだけどな。
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りー - 理由把握いたしました。先日は失礼なこと言ってしまって申し訳ありません。五月病など無理なさらないでくださいね。 (2021年6月3日 17時) (
レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
りる - とりまろ。様はもう小説は書かれないんですか…？ (2021年5月31日 7時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
り - すみません絵じゃなくて小説です…誤爆しました… (2021年5月26日 18時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
り - イッキ見しました…ひゃえ…大好きです主様の絵好きです更新まってます！！ (2021年5月22日 0時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説とても面白くて大好きです！更新頑張って下さい！ (2021年4月25日 14時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりまろ。 x他1人 | 作成日時：2021年3月31日 20時
