バレンタイン*そらる ページ10
今日はバレンタインデー。
『そーらーるさんっねーねー』
いくら名前を呼んでも、振り返ってくれない。
そらる「…んー…」
ゲームをしているときのそらるさんは、驚くほど集中していて私の声なんか耳に入っていない。
いつもなら我慢するけど、今日はバレンタインだから、かまってほしい。
『そらるさん!!!おこですよ、私』
どんなことを言ってもそらるさんには聞こえていないみたい。
『もうっ帰ります!!』
私はそらるさんのために作ったチョコだけおいて帰ることにした。
もう、いいもん。そらるさんなんて。
靴を履き始めた時、後ろからペタペタと足音が聞こえた。
そう思ったかと思うと、背中が温かくなった。
そらるさんに、後ろから抱きしめられている状態になって。
そらる「帰っちゃうなんて、そらるさんおこです」
耳元でそう囁いた。
そらるさんの長くて細い指が、私の首筋をすうっと這う。
顔は多分真っ赤になっていると思う。
『チョコ、作ってきたんです…食べてください』
そらる「ほんとに?!やった」
そらるさんは抱きしめていた腕を離した。
『…これです。食べてください』
そらる「いただきます」
そらるさんは一つを口の中に入れた。
『…おいしいですか?』
そう聞いたら、食べる?なんて逆に聞き返された。
味見する分作るの忘れちゃったから、食べてないけど、自分が上げたやつをもらうのもな…
そらる「はい、あーん」
え?もらっていいのかな?
私は口を開けた。
そうしたら、チョコが口の中に入ってきて。
『おいひいで…』
最後まで言葉を言う前に、唇を塞がれた。
そらるさんは、熱い舌を私の口に侵入させて私の舌を絡ませようとしてくる。
最後にちゅう、っと音がして唇が離れた。
そらる「ふふ…チョコレートの味がした」
頬を赤く染めながら、微笑んだそらるさんはいつもと少し違って、可愛かった。
甘い、甘い、バレンタインデー。
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闇月黒夜(3DSvar.) - 続編待ってます((*´∀`*)) (2016年8月11日 20時) (レス) id: 2b4684f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» 待っていてください! (2016年8月10日 20時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - 続編、作って下さるまで信じていつまでも待ってます! (2016年8月10日 17時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - れれさん» いえいえ!誤字はどの作者さまにもありますから、! (2016年8月9日 9時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» ありがとうございますっ!誤字が多くて困りますね。気をつけます (2016年8月8日 23時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れれ | 作成日時:2015年12月24日 15時