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ちゅう*うらたぬき ページ38

うらた「なあ、」



『なに?』





うらた「なんで、怒ってんの?」



『別に』



うらたんから、顔を背ける。



別に、怒ってる訳じゃない。


うらたんは、面白いしかっこいいから、女子によくモテて。





今日だって、うらたんから一緒に帰ろうって誘ってきたのに、
私が教室まで迎えに行ったら、女の子と仲良さそうに話してて。





うらたんより少し前をすたすたと歩く。



もう、うらたんなんて…。
知らないもん。




自然と歩く速さが速くなる。





その時、腕を強く引っ張られて、



『うっ、わっ』



後ろによろけた。



うらた「赤だぞ、信号
前、見ろよな。怒ってないで」



『あ、ありがと』





なんて、素直に謝ったけど、まだ、許してはない。


話していれば短いはずの赤信号も、長く感じる。





信号が青に変わって、人が一斉に歩き出す。




私はまた歩き出す。




少し歩いたところで、名前を呼ばれた。




「あれ?Aじゃない?」



振り返ると、小学校の時の同級生の男の子。



『わ〜、久しぶり!!』



「変わったね、最初、分かんなかった」




『〇〇くんも、変わったね
なんか、大人っぽくなった』




「へへっありがと」




と言ったところで、同級生は、うらたんに目を向けた。




うらた「ども」



「ああ、どうも」




二人で簡単に会釈をする。




うらた「A、かえんないの?」





『えー、もうちょっと話したいかも』





「じゃあ、連絡先、交換しようよ」



と言って、携帯を出してきた。




『うん、そうしよ』



私も携帯を取り出す。





携帯の電源をつけようとした時。





頭の後ろから腕が回ってきて、首に巻かれた。



うらた「こいつ、俺のだから」





そう言ってはそのまま腕を引かれて、その場を後にした。










公園があり、私たちはそこにはいる。




うらた「お前、さっきから、俺に何させたいの?」




『いや、そんな、』




うらた「それと、何怒ってんの?
言わないと、キスするよ」




『だっ、だから、怒ってないってば』



そう言って、顔を背ける。




うらた「顔、こっち向けろよ」




頬に手を置かれ、顔を無理やりうらたんの方へ向かせられる。




うらた「言わなかったから、お仕置き」





『…んん……ふっあっ…』



舌を絡ませられて。




うらた「俺しか見えないようになればいいの」








全てを忘れてしまえれば*センラ→←助けて*天月



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闇月黒夜(3DSvar.) - 続編待ってます((*´∀`*)) (2016年8月11日 20時) (レス) id: 2b4684f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» 待っていてください! (2016年8月10日 20時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - 続編、作って下さるまで信じていつまでも待ってます! (2016年8月10日 17時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - れれさん» いえいえ!誤字はどの作者さまにもありますから、! (2016年8月9日 9時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» ありがとうございますっ!誤字が多くて困りますね。気をつけます (2016年8月8日 23時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れれ | 作成日時:2015年12月24日 15時

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