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聴覚障害彼女*はしやん ページ16

俺の朝は、Aを起こすことから始まる。



はしやん「Aー!!起きてー!!」

明るい声を寝室に響き渡せる。

俺の彼女、Aは生まれつきの聴覚障害を持っている。


補聴器をつけてやっと微かな音が耳に入ってくる。


それと、口の動きだけを頼りに、誰かが言っていることを理解している。

でも、寝ているときは口の動きが見えないから、


僕のいつもの挨拶は、微かに音がするってだけで、僕が言ってるなんて思っていないと思う。


だから、朝はAにキスをして起こす。



Aの唇に、自分の唇をつける。




ちゅうっと音を立てて唇を離した。


『……んんー、』


眠そうな目を擦りながら僕を見たAの顔は少し紅く染まっていた。



はしやん「おはよ」




大きめの声でそう言う。


そうすると、Aはかわいらしく微笑んだ。


でも、すぐに表情は曇ってしまった。



『今日も、バイト?』


はしやん「そうだよ?」


『…やだな』

はしやん「え?」



Aの瞳には涙が溜まっていた。


『心配なの…最近、はしやんが好きって言ってくれないから、

 嫌われちゃったのかなって…』


大粒の涙をぽろぽろと流した。





ううん。嫌いになんかなってないよ。


ただね、好きって言って、Aが理解するまでの時間が、



なんか、恥ずかしくて、こそばゆくて。

何となく言わない方に逃げてた。


はしやん「嫌いになんか、なっていないよ」



ちゃんと伝えなきゃ。

耳が聴こえにくくても。


理解するまでに時間がかかっても。


はしやん「僕は、Aが大好きだよ。…好き、だから」

『私も、大好き』



どんな君でも、僕の気持ちは変わらない。


----------------------

リクエストのです!!!

下手で、すみません…もう少し、リクエストに応えられるようにがんばりたいです。

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闇月黒夜(3DSvar.) - 続編待ってます((*´∀`*)) (2016年8月11日 20時) (レス) id: 2b4684f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» 待っていてください! (2016年8月10日 20時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - 続編、作って下さるまで信じていつまでも待ってます! (2016年8月10日 17時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
かみゃさ@ゆかり(プロフ) - れれさん» いえいえ!誤字はどの作者さまにもありますから、! (2016年8月9日 9時) (レス) id: 9acb36f18c (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - かみゃさ@ゆかりさん» ありがとうございますっ!誤字が多くて困りますね。気をつけます (2016年8月8日 23時) (レス) id: 615ae47c22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れれ | 作成日時:2015年12月24日 15時

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