【ツイステ】揺らめくハート【ハーツラビュル寮】 (ページ2)

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どんな気持ち？2 ページ2

ハーツラビュル寮に着いたのは、深夜1時になる少し前だった。
誰もいない静かな談話室をこっそり抜けて、エースとデュースが過ごしている4人部屋に忍び込む。

部屋は勉強机の上にそれぞれのベットがある仕様で、入って左側の2つにはもうカーテンが閉じられていた。
みてみると、ベットは当然だけど1人用なので2人で寝るには少し狭そう。

ホントにいいのかな？とチラッとエース、デュースの顔を伺う。
なんだかデュースの顔は、月明かりでもわかるくらい赤くなっているようだ。

「そんな不安そうな顔すんなって。宿泊学習と思って気楽にしてれば。」

エースは、優しくポンっと私の頭に手を置いた。

「デュースはAと一緒だと、朝まで眠れなそうだから、とりあえず今日は俺のベットにしなよ。もう遅いしさ♪」

そう言うと、エースは私の手を引いて自分の使っているスペースへ引っ張っていく。
名前を出されたデュースの方を振り返ると、やっぱり赤い顔をして、今度は口をパクパクさせていた。

なるほど、デュースは女の子に慣れてないのか。

嬉々としてベットに誘う方もどうなんだろうと思いつつも、これを逃せば野宿なんだといいきかせてグリムはデュースに預けることにした。
グリムにはキングサイズのベットがあっても狭いかもしれないけど。デュース、ごめん。

エースの登っていったハシゴを使ってベットへ行くと、待ってましたと言わんばかりにエースが片肘を枕にしてこちらをみていた。

なんだか、私の方が緊張しちゃうな…。