無色透明な世界3 ページ7
.
そもそも、私はどちらかと言えば言葉より手足が出る性質なのだ。今回は言葉の方が先に出ていたので、何時もより珍しかったと言える
……言い訳にしか聞こえない?奇遇だな、私もだ。
「という訳で、ごめんね。でも反省も後悔もしてないから」
「うわぁ、すっごい笑顔」
私が相手に近づくと、それに気付いたかのように目を覚ます。悪態をつくぐらいには元気なようだが、倒れていた相手の手を握り、体を起こした。
……殴った時も思ったけど、軽いな。ここまで軽いとなると、こいつは人間だといい張れないぐらいだ。それなら、少しでもいいから私の体重分けてやろうか? 引きこもりがちだったから色々ヤバイことになってるんだよねー
……自分で言って難だけどダメージうけるな、深く考えるのはやめよう、うん。
「さて、少しは目が覚めたようだね」
「うん。まあ、なんとかね」
精神分析(物理)のおかげで、一時的にだが不定の狂気が解除され正気に戻っている相手に、今のうちに色々聞かなければいけない。面倒だが、私は今の状況を上手く飲み込めていない。
それでも今の状況が良いとは思えないから、そっくりさんの方に、真っすぐ目を見る。
「単刀直入に聞く。キミは何をしたんだい?何をしようとするんだ?」
私は、次の行動で最良の問いをする
.
しょっぱなからクライマックスですみません。
多分、そろそろトリップします
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
津田刑部(プロフ) - ペポさん» わわ、ありがとうございます!まだまだ拙くキャラも全く登場していないですが、頑張って最後まで漕ぎつけようと思います! (2019年2月15日 22時) (レス) id: de60c3f2db (このIDを非表示/違反報告)
ペポ(プロフ) - スッゴク面白いです!無理せず頑張って下さい! (2019年1月3日 17時) (レス) id: 98f13d03ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ