PROLOGUE ページ2
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幼い頃から、私の目には様々な色を映していた。
流れる雲、揺れる草花、四季と共に移ろう木々……どれも、世界が私にへと宛てた大事なプレゼントで。
それを大事に胸に包みこみこんで、辛くて、悲しい時にふと思い出す。それらは『この世界は嫌な事だけじゃない』『素敵な所もちゃんとあるんだよ』と私に語りかけるように優しかった。
今思えば、これはこの世界に残る為の言い訳だったのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
けれど、もうこれは過ぎた日の話で、今の自分にそう思う資格は無いのだ。ただ、あの時は純粋にそう思っていたとしか言いようがない。
昔の私は深く考えるのを避けてきたから、屁理屈も理屈になった。
……こうして過去の私は、たとえ辛くても悲しくても憎くても自暴自棄になっても、感情に振り回されつつ自らの命を絶つと言う最悪な結末を回避してきた。
それでも、美しくも醜いこの世界は、現実の非常と理不尽さを突きつける。そうしてある日、私の心はゆるやかに崩れていった。
あとは長くて短い、時間の流れに添って修復されるのを待つだけだった。
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津田刑部(プロフ) - ペポさん» わわ、ありがとうございます！まだまだ拙くキャラも全く登場していないですが、頑張って最後まで漕ぎつけようと思います！ (2019年2月15日 22時) (
レス) id: de60c3f2db (このIDを非表示/違反報告)
ペポ(プロフ) - スッゴク面白いです！無理せず頑張って下さい！ (2019年1月3日 17時) (レス) id: 98f13d03ca (このIDを非表示/違反報告)
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