学園の会計係は生徒会に溺愛されています【iris】

生徒会日記 ページ39

『んー…今日のご飯何にしようかな…』



とっくに門限は超えていたけど、

お義母さんいなかったから大丈夫かな…

今は冷蔵庫に食べ物がなくて買い出しに行ってる

パッパッと髪束ねて来ちゃったけど…

何にしよう…

(なんか買ってもお義母さんが酒のツマミにして
無くなっちゃうんだけどね…)

つか自分で買えよ。私のご飯無くなるでしょ。

今日悠くんいないから1人だし…

いっそのこと悠くんの家凸っちゃおうかな…

「あれ？Aじゃん」

声をかけられ前を向くと
ぱっちりしたピンクの瞳と目が合った。

『ひぇっ…ないこさん…』

髪をかきあげたないこさんのビジュにビビる

いや…カッコよすぎじゃ…？

桃「ひぇって何！？傷つくんだけどー」

ぶすっと膨れたないこさん

『ご、ごめんなさい…
その…か、かっこよくて…』

桃「……へっ？////」

ブワッとないこさんの顔が赤くなった。

桃「そ、そう言うA も
い、いつもと違って新鮮だね…」

『あ、ありがとうございます…』

すると小さな男の子が

「ままーあの人たち付き合ってるのー？」

『「…！？」』

と言った。否、言ってしまった。

その男の子の一言で周りが騒がしくなる。

「ひゃー…美男美女カップルだ…」

「両方ともかっこかわいすぎる…！！」

「彼氏と一緒に買い物とかやってみたい…」

『……えっ、と…』

桃「と、とりあえず…外出よっか…」

『は、はい…』
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桃「はい」

『ありがとうございます』

ないこさんが買ってきてくれたソーダを手に取る

桃「Aは何しにここに？」

『買い物しに来たんですけど、
何か作っても1人で食べることになるので
悠くんの家行こうかなって』

桃「んー…じゃあさ！_________。」

『へっ』

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