場地のヨメ２

スキ×スキ 92 ページ43

ケンちゃんとマイキーがお会計をしてる。
本当に2人はピアスを買ってくれた。
なぜかマイキーはピアッサーまで買ってくれたんだけど、
もう一個穴あけろってことなのかな。





「買えた、ほいっ。おめでとう」




「ほら、誕生日おめでとう」






なんだかんだ優しい総長と副総長だな。






『2人ともありがとう！！大切にする！』






2人から貰ったピアスを丁寧に鞄の中にしまっていたら聞き覚えのある声が聞こえてきた。





「次この店いっていいっすか？」




「いいよー♡いこっか！」






圭介だ。
またあの女の人と一緒にいる。







さすがにここまできたら怒りが爆発してしまった。






ﾊﾞﾁﾝｯ!





圭介の前に立ってビンタをした。





「A！！」





マイキーとケンちゃんが私を止めてるけどそれを無視して喋り始めた。





『新しい人が出来たなら振ってよ。
私ばっかり圭介のこと好きだったんだね。
ずっと圭介は浮気なんかしてないって信じてきてばかみたい…』






圭介は何も言わないで私の目を見てる






『別れるから。
新しい人とお幸せに。』







これで正解だったのかな。
最近私との時間がなかったのはあの人がいたからなんだよね。









悲しいし、寂しいけど別れることを選ぶ。
こうすれば辛くないと思うから。

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