場地のヨメ２

スキ×スキ 77 ページ28

『やあああああ、圭介がいないのつまんない』


「うるせえ、修学旅行なんだから我慢して待ってろ」


『ケンだって寂しいでしょ、エマがいなくて』


「うるせぇ」


「俺もタケミっちがいなくて寂しい」






千冬は今頃圭介とイチャイチャしてんだろうなぁ....羨ましい
畜生





『そういえばさ、ニュースで見たんだけど
iPhone3Gってやつが発売されるらしいよ！』


「おー、新しい携帯か」


『ガラケーよりかっこいいんだよ！？絶対欲しい！』




iPhoneって携帯は折り畳み式ではないらしい。
タッチパネル式なんだって。
絶対ほしい。何がなんでもほしい。






『ていうかさ、あなた達は進路どうするの』



「デザイナーになりたいから専門学校に行く」



「俺はバイク屋をはじめる」


「俺もケンちんと一緒にバイク屋はじめる。
そーだ！兄貴のバイク屋を一緒に引き継ごうよ」



「え、いいのか？」



「うん！」



一虎がさっきから黙ったままだ。




『一虎は？』



「...俺やりたいこともないし、社会から必要とされんのかな...」



『じゃあさ、圭介と千冬と一緒にペットショップやるのは？
一虎頭いいんだから経営の勉強でもしてさ』





私天才じゃない？
一虎は私には及ばないけど結構頭良い。




「俺にできるかな...」



『大丈夫！一緒に頑張ろう！』



「わかった、頑張ってみる」





一虎、四年生の経営学部を受験することを決めた。
ﾃﾞﾃﾞﾝｯ

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