場地のヨメ２

スキ×スキ 97 ページ48

圭介と別れてから数日。
一日置きくらいに後輩や同級生から告白される。
私ってこんなにモテたんだ←




「Aさん、ずっと好きでした！場地さんと別れたって知ったので...
もしよかったら付き合ってください！」






って言われても知らない人から告白されてもなぁ....






『ごめんね、嬉しいんだけど気持ちに応えられないかな...』





告白してくれた人の背後に圭介がいるのが見えるんだけど...
幻か何か？？？？






「あの、俺がAに用あるから話終わったなら帰ってくんね？」








何言い出すの？この男






「あ、はい...すみません...！」





あーあ、走っていっちゃった。






『なに？用って』






本当は今でも好きなのにこんな冷たい態度しかとれない私。
何言われるかわからないし、話して喧嘩するくらいなら
当分話したくなかった。






「俺、今でもAのことを愛してる。
でも隠し事してAを傷つけてしまったのは事実だ。
本当にごめん」






圭介は深く頭を下げた。






「俺が隠してたこと、今から話してもいいか？」





『....わかった。何を隠してたの？』






すると紙袋と小さな箱を渡してきた。なにこれ？







「この間、A誕生日だっただろ。
誕生日にサプライズをしたくてバイト掛け持ちしてたんだよ。
この間一緒にいた女の人もバイト先の人」






え？？
てことは私のために隠れてバイトをしてたってこと？






「理由がどうであれAを傷つけてしまったことに変わりない。」






私の早とちりだったってことだよね





「俺、今でもAのこと大好きなんだよ。
この先Aを超える人はいねぇ。
だから....もう一度付き合って...いや....」





小さい箱から指輪を取り出した。
えっ！？指輪！？！？





「俺と結婚してください」

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