場地のヨメ２

スキ×スキ 86 ページ37

『なんか久しぶりだね、二人で過ごすの』




「だなー」







久しぶりに圭介と私の家でお家デートをしてる。





『最近忙しそうだけど、どうしたの？』





「あ？別に大したことじゃねえよ」






さっきからすごく適当に返事されてる。
前だったら別に気にならなかったんだけど、
今はこの間の夜のことがあるからモヤモヤしてる。






「なんだ、膨れっ面して」





『別にーっ』





「タコみてぇ笑」




『うるさいなー！』






くだらないことを会話して笑いあっただけでこんなに心が満たされるんだ。
今までは当たり前すぎてわからなかった。







『ねえ、圭介』





「あ？」





『愛してるよ』





「んだよ、急に」





『いいから！圭介は？』






顔を真っ赤にして下を向きながら「俺も愛してる」と言ってくれた。
私、その言葉信じるからね？




『ん、満足！じゃあ、沢山イチャイチャしよ？』





「だな、ほらこっち来いよ」





『ちょ、引っ張らないで！』

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