場地さんには妹がいます。３

１０６話 ページ10

気付いたら朝だった。







やっば.....私お墓で寝てたわ....←








人類の中で私が初めてなんじゃないかな、お墓で寝た人








『おにい、ごめんね、なんか朝になってたから帰るね。
また来るね』




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家に帰ったらお母さんはいなかった。
最近仕事が忙しいみたいで帰ってこない日もある。






『まじで一人じゃーん』






リビングの机の上を見ると携帯が置いてあった。
あれ、私携帯もっていかないでお墓行ってたんだ。
アホじゃん





携帯を開いたけど誰からもメールも電話もきてなかった







『ちぇっ、誰か一人くらい心配して連絡してこいよー』







まあ、いいや。今日は土曜日だし、家でお昼寝でもしてよっと。





シャワーを浴びて部屋着に着替えて寝ようとしたらインターホンが鳴った。





『誰だよ』





開けるとそこには万次郎がいた






『はーい、どうしたの？』






マ「ん、遊び来た」







『えー今から寝るんだけど』







マ「はあ？今10時だぞ？寝る時間じゃありませーん」






『えー、お願いだからベッドで寝かしてください』







マ「なに、昨日ソファででも寝てたの？」







『んー、ソファっていうかお墓で寝てた』







マ「は？どういうことだよ」






『そのままの意味だよ。圭介のとこ行って、
ペヤング食べて、一方的に喋って、気づいたら朝だった』






マ「....アホなのか？」






『やっぱそう思うよねー、私も自分アホだなーって思う。
まあ、そういうことだから寝る。おやすみ』






マ「じゃあ、俺も寝る」

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