場地さんには妹がいます。３

１３４話 ページ38

ドラケンside



『んで、好きで好きでしょうがないってやつなんだけど』








ド「んー、そうだなぁ。好きで好きでしょうがねぇってのは
そのままの意味なんじゃねぇの？
どうしようもないくらいその子のことが好きってことだろ。
誰に言われたんだよ」






『はっ！？私の話じゃないってば！』







わかりやすく動揺してる。
Aって昔から隠しごとへたくそだよなー。
人狼もへたくそだったなー。ババ抜きも、大富豪も






ド「はいはい、友達の話な。
その友達は好きなやついんの？」






『んー、わかんない。』






あれ、マイキーのこと好きじゃねえのか？







『付き合ってた彼氏がいたらしくてさ。
別れた後も好きだったはずなんだけど、
別れた後に色々ありすぎて好きって感情がどっかいっちゃたらしい』







あー、まあ、Aのお母さんが亡くなったり、魔琉墓露との抗争とか
色んなことが起きたもんな。
感情が追い付いてないんだろーな






『その元カレは違う女の子を優先してるから、
その子のことはもう飽きちゃったんだと思う』







おー、Aにはそう見えちゃってんのか
まあ、香音がマイキーのこと好きでベッタリだし
マイキーはそれを完全に拒否してるわけでもないからなぁ。






でもマイキーはAのことが好きで未練タラタラのタラ男だけどな







ド「その友達が好きでしょうがねぇと思った奴と付き合えってアドバイスしてやれ」








『わ、わかった！』









俺で良ければいつでも恋話聞くからな。

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