場地さんには妹がいます。３

１１３話 ページ17

また圭介のお墓にきた




『おにい、また来ちゃった。ごめんね、今日はペヤングないよ』






『あのね、私東卍やめたの。万次郎と喧嘩したってのもあるけど、
今のやり方に納得いかないから。』






『おにいだったらどうする？同じ選択するかな？
それとも他になんか方法を見つけるかな....』







『あとね、お母さん。ステージ３の胃がんだって。
それも転移しはじめてるらしいの』






『お医者さん曰く、長くは生きられないみたい。』







『おにいもいなくなって、お母さんまでいなくなったら、
私どうすればいいの....？一人なんて耐えられない....』







『これからどうすればいいのかなぁ....もう頼れる人もいない....
わかんないや....』







『もう辛いよ.....おにいのところに行きたい....』







まさかこの一部始終を万次郎に見られてるとは思わなかった







マ「A」






『....ごめんなさい、もう帰るんで』







万次郎は私の前に来た







マ「今の話、聞いちゃった。おばさん病気なのか？」







『そう。でも万次郎には関係ないことだから。忘れて』







マ「俺はAと別れるつもりはないし、東卍をやめることを許してねぇ」







『そうなんだ、でも私は手紙で書いた通り意志が固いから』






マ「話し合おう。お互い思っていることを」






『話すことなんてないよ。ごめん、寒いからもう帰る』






マ「送ってく」






『遠慮しとく。じゃあね』







万次郎の声を無視して歩いてきた。
またシカトしちゃった

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