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百鬼丸には耳がないため

その声が認識することはないが、

その声の主の気配を感じることができ、

それは御神木の上から感じ、

見上げるとそこには

ひとりの少女が枝に座っていた

そして百鬼丸は、その少女を

見つけると少し見開いた


正確には、その少女の魂の色にだ

その少女の魂の色は、

とても美しかった

『…すまないな、そんなに

必死に花びらを追うものを見たのは

初めてだから、ついな』

そう、申し訳なさそうに少女は

フワリと

軽い跳躍で、百鬼丸の目の前に降り立った

『私は、桜 …お前は?』


それが、百鬼丸と少女、桜の

出会いとはじまりの物語出会った

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作者名:モナト | 作成日時:2019年2月19日 21時

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