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32話:思わぬ展開 ページ2

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「じゃあ私先生に許可取ってくるから、待っててね」

「うん、頑張ってね!!」

看護士さんは笑顔で手を振り部屋を出ていった
美花ちゃんも両手で手を振り送り出す

看護士さんが部屋を出ていくと美花ちゃんはこちらに振り返り、
楽しみだねーと言いながら私の隣まで来る

「お姉ちゃん、楽しみ?」

「う、うん……!」



しばらくして、
先程の看護士さんが帰ってきた

が、出て行く前と比べてどこか元気がないように思える
私はその様子を見て大体のことを理解した、おそらく許可が取れなかったのだろう

まぁ、当然といえば当然、なのかもしれないがきっと美花ちゃんは悲しむだろう
そう思うとなんだか胸が痛くなった

「どーだった?」

美花ちゃんは看護士さんに駆け寄りそう尋ねる

「ごめんね、美花ちゃんダメだった……」

看護士さんは申し訳無さそうにそう言う

「そんなー…」

「でも!
あなたたち2人が1日だけ家に帰れる許可は出たわ!
これでお泊まり会でもなんでもやっちゃいなさい!!」

さっきとは一変、すごく明るい調子でそう言った
しかし私は彼女の言葉に驚きを隠せなかった

それは優斗くんも同じようでベッドから勢いよく立ち上がった

「い、いいのか……?」

「えぇ、2人とも今月に入ってから調子いいからね」

「やったーっ!」

「じゃ、私はもう行くわね」

そう言って、看護士さんは部屋を出ていった
それと同時に美花ちゃんが私たちに振り返る

「やったね、これでお泊まり会出来るよ!」

「でも、いいの?」

私の返答に美花ちゃんは不思議そうに首を傾げた

いいのかと聞いた理由は簡単
折角家に帰れるのだ、きっと家族とその日を過ごした方が良いに決まってる
色々と話したいこともあるだろうし

私はそのことを2人に伝えた

「俺は別にかまわねーけど」

「美花も!!」

しかし2人の返事はこうだった
思いも寄らない返事に、少し戸惑ったが2人がいいならいいかと思いそれならと言っておいた

そしてその後日程などを話し合っているうちに、
結構な時間が経過しその日は帰ることにした
.

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設定タグ:オリジナル , 病系   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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紗那(プロフ) - すっごく好きです!更新待ってます!! (2020年3月18日 20時) (レス) id: a5ce07c098 (このIDを非表示/違反報告)
真桜 - はじめまして(⌒▽⌒)1からずっと見てます★更新頑張ってください(´∀`) (2014年7月1日 5時) (レス) id: 6a4752051f (このIDを非表示/違反報告)
さえぽん(^^;; - めっちゃおもしろいです!更新頑張ってください(^○^) (2014年6月19日 22時) (レス) id: 2d3f687bc5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル☆アオ(プロフ) - 更新、頑張ってください! (2014年6月4日 7時) (レス) id: ef349446ef (このIDを非表示/違反報告)
May - 続き待ってます(*^O^*) (2014年6月1日 9時) (レス) id: 3dc224fb99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリア♪ | 作成日時:2014年5月11日 22時

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