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イライside

今日のハンターはリッパーか。
初試合の彼も早速暗号を叩きに行っているね。

自分も暗号機を叩き始めて数十秒後、ぴゅいっと鳴いた相棒が帰って来た。


「おかえり。君はあの子をどんな風に感じた?」


彼女は小首を傾げて僕に頬擦りをした。



様々な所が不明な新サバイバーこと、軍人。ガスマスクと軍帽で顔の殆どを覆っていたので確認できたのは目元だけ。澄んだ紺色をしていた。

【軍】と聞き屈強な人が来るのかと思っていたらそうではなくって、ずいぶんと小柄な人だった。

軍関係のナワーブよりも背が少し低かったから、訓練とかは相当困難だったのでは……と勝手に思ってしまった。


そんな事を考えていれば仇となったのか、暗号機の仕上がるその音と同時に彼のアイコンが黄色く光る。


「ソルジャーさんか…!……ブロディウェズ!彼の元へ!!」


名を高く叫び相棒を空高く放つ。そのまま彼の元へ消えてゆく。

目を見開き相棒と視界を共有させる。

目に映ったのは、昨日僕に見せてくれたスプレー缶をハンターに吹き付ける彼。


「なんだ今のは…!!いたのは恐らく工場内…」


咳込むハンターの横をすり抜けた彼を見届けた後、相棒を肩に乗せて近くまで走り込んだ。






ハンターに見つからないような死角となる壁の所で、しゃがんでハンターの様子を伺う彼に出会った。


「ソルジャーさん!こっち…治療します!」

『あぁ…イライさん…申し訳ないです…僕、この試合舐めてました…』

「最初は誰でもそうだよ。僕も最初は簡単だって思っていた。だけど現実は……」


がっくりとうなだれるソルジャーさん。
ハンターの高身長が羨ましいと言う。
……君、負傷してたんだよね?この状況でよく言えるな…


『あんな高身長見た事ないです…何食べたらあんな風に…羨ましいっ……』

「それを言ったら僕も君より背が高いけど?」

『貴方は対象外です』

「ちょっと待って聞き捨てならない」


負傷した彼に治療を施した後、彼はお礼を言い颯爽と暗号機の場所へ駆けて行ってしまった。




「彼は語力に長けているようだね?ねぇ、ブロディウェズ?」

「ほ」

「先程の軍人といい占い師君といい…やる気ないんですか貴方達は……」


へぁぁぁ…という溜息が聞こえてばっと後ろを振り向く。




「えっ」

「このまま戦績が低いのもアレなのでありがたく殺られて下さいね?」




相棒の叫び声も耳に入らなかった棒立ちの僕は訳もわからず、縛られたのだった。

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くろねこ(プロフ) - ありがとうございます!でき次第、送りますね〜! (2020年3月4日 9時) (レス) id: 754674e882 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃&リィル(プロフ) - くろねこさん» ぴぃやぁぁぁぁ!!(煩い)LINEから来てくださったんですね…ありがたやありがたや……主人公ちゃん書いて下さるんですか!?えーと、朝になったら小説用の垢載せときますんでそこに送って頂けたら幸いです!本当にありがとうございます! (2020年3月4日 0時) (レス) id: df3d8cbea7 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ(プロフ) - LINEの第五人格のやつ(語彙力なさ過ぎかこいつ)で流れていたのをポチったらめっちゃ素敵な作品でコメント秒速で打ってますw!!ゆっくりで構いませんのでぜひ完結まで見させて下さい!あと、宜しければ主人公ちゃん描かせて下さい! (2020年3月3日 23時) (レス) id: 754674e882 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃&リィル(プロフ) - 第五愛さん» 毎日!?話数少ないのに!?こんな駄作なのに!?……ありがとうございます!全身全霊をもって更新頑張らせて頂きます! (2020年3月3日 10時) (レス) id: abf8076506 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃&リィル(プロフ) - Laylaさん» ありがとうございます(´;ω;`)更新頑張らせて頂きます…! 何気に初コメですね……!! (2020年3月3日 10時) (レス) id: abf8076506 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃&リィル | 作成日時:2020年2月25日 19時

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