文豪ストレイドッグス 〜清掃員でアルバイトしてたら自称名探偵から告白されました！？〜

３１話、出社 ページ31

A「お早う御座います。」




太宰「おっはよ〜！」




乱歩「ぁ、お、お早う」




太宰「‥ねェ、Aちゃん」




A「なんです？」



太宰「今日の夜９時に探偵社まで待っててね」




A「？仕事が終わっても待たなければいけないのですか？」




太宰「嗚呼、Aちゃんと話さなければならない大事な話なんだ」









太宰は真剣な表情でそう話した









A「わ、分かりました。なるべく手短で済ませて下さいね」




太宰「一言だけだから大丈夫だよ」




A「そうですか」




乱歩「‥」




A「乱歩、顔が怖いです」




乱歩「別に‥ぁ、返事は早めにね！」




A「‥ハイ‥」




乱歩「まっ、Aさんの気持ちなんて【超推理】を使えば１発なんだけどね」




A「じゃあ【超推理】使えばいいじゃないですか」




乱歩「僕は‥」








話そうとした瞬間太宰が割り込んでこう言った







太宰「好きな子からは好きな子の口から気持ちを聞きたい。ってところかな〜」




A「そうなんですかって太宰さんが答えてどうするんですか」




太宰「ごめんごめん〜」




乱歩「っ‥」









太宰がAさんに話す内容は大体分かった。







Aさんは‥







僕より太宰を選ぶのかな‥









そう考えるだけで胸がキュッと苦しくなる









だから考える事をやめた








A「乱歩‥？」




乱歩「何？」




A「いえ‥なんだかとても哀しい顔をしていたので、心配したんです。私の勘違いなら良いのですが‥」




乱歩「‥有難う、でも大丈夫‥なんたってこの僕だからね！」








と僕が言うとAさんはクスッと笑ってこう言った








A「それでこそ乱歩です。私は何時もの乱歩が好きですから(ニコッ)」




乱歩「‥」




徐々に僕の顔に熱が集まってる事に気づいた





乱歩「っ〜！！！」





A「ど、どうしました！？
顔真っ赤ですよ！？」




乱歩「あー！もう！鈍感すぎ！」




A「すっ、すみません！」




乱歩「謝らないでよ！」




A「じゃあどうすれば良いんですか！」




太宰「私と心中すべきだね！」




乱歩「太宰は黙ってて！」




A「太宰さんは黙ってて下さい！」




太宰「２人とも酷いなぁ」





私達が口論になっていると国木田さんがやって来てお説教をくらいましたとさ

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