文豪ストレイドッグス 〜清掃員でアルバイトしてたら自称名探偵から告白されました！？〜

２５話、デート（３：２） ページ25

乱歩「ねぇ、いつもはスカート履いてないよね？」



A「えぇ、そうですよ。任務の邪魔になるので」



乱歩「ふーん、偉いね」




A「へ？え、偉い？」



乱歩「うん、そこまで考えてるんだなーッて」



A「‥ふふっ」



乱歩「ちょっ！何笑ってんの！？」



A「すっ、すみません。乱歩は優しいんだなぁって」



乱歩「や、優しい？この僕が？」



A「はい、とても優しくて面白くて頼りになる上司ですよ」



乱歩「そっ、そりゃあ世界一の名探偵だからね！」



A「はい、世界一の名探偵さん」









Aさんはクスッと笑いながらそう言った









乱歩「っ〜！‥あ！ねぇねぇ観覧車に乗ろうよ！」



A「はい、良いですよ」



モブＢ「カップル２名様ですね！どうぞ！」



乱歩「はっ、はぁぁぁ！？」



A「ふふっ」









僕はこんなに慌ててるのにAさんはクスッとまた笑った









A「私と乱歩がカップルですって」





彼女はクスクス笑いながらこう言った









乱歩「もう！早く乗るよ！」



A「はいはい」









僕は観覧車の真ん中に来たら告白をするつもりだ









太宰なんかに渡したりしない









A「乱歩？顔が怖いですよ？」



乱歩「そう？」



A「えぇ、怖かったですよ。まぁ可愛い顔でも有りましたけどね」



乱歩「可愛い‥ねェ」



A「？どうかしました？」



乱歩「男に可愛いッて言うのはどうかと思うよ？A。」



A「えっ‥と、すみませんでした‥」



乱歩「僕はカッコいいが良いの！」



A「分かりました」









彼女はそう言うと









その整った顔でこう言った









A「乱歩、カッコいいですよ。とても、誰よりも輝いてました」









正直、最初何言ってるか分からなかったけど









徐々に僕の顔に熱が集まっていくのに気がついた









乱歩「なっ！」





A「ふふっ、顔が赤いですよ」




乱歩「‥予想はしてたけど‥‥予想以上に可愛い‥」





A「？何か言いましたか？」




乱歩「ッて君は聞かなくて良いの！」





A「？はい」









もう少しで観覧車の真ん中に到着するー

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