【イナイレ】幼なじみの彼と私とイナズマジャパン【吹雪士郎】 (ページ16)

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その夜ページ16

その夜、私は吹雪の部屋を訪ねた。

A：士郎、起きてる？

吹雪：ああ、A？いいよ、入って

A：おじゃまします…
明日からだね、本格的な練習…

吹雪：そうだね、もうみんなと話せた？僕まだ全員とは話せてなくて

A：私もだよ、まだ全然。でも、実際は士郎がいればそれでいいんだけどね

吹雪：だめだよ、そんな強がっちゃ…
どうしたの？疲れてる？

A：うん、かなりね

吹雪：ほら、おいで。小さい頃みたいに一緒に寝よ？なにか嫌なことでもあったんでしょ？

私は吹雪と同じベッドで一緒に寝た。
久しぶりに急接近すると緊張した。前と変わらぬほんのり甘いいいにおいがする。

A：ねえ、もしもだよ？私が士郎に隠し事してたらどうする？

吹雪：それは嫌だけど、まあいいかな。
Aも女の子だし、僕に言えない一つや二つあるかなって思う。ずっとそばにいてくれるだけで嬉しいよ、それにAのこと信用してるから

A：うん…

吹雪：緑川くんがAのこと狙ってるみたいだね…。緑川くん以外も、Aのこと狙ってるイナズマジャパンのメンバーは多い、僕には勝ち目なさそうだね…

A：そんなことない、士郎はとても魅力的だよ！！私は好き！！優しいしかっこいいとこもあるし

吹雪：えっ？

A：え、あっ…ほら！！幼なじみじゃん、私たち！！！他の人より士郎のそういうところの方が多く知ってる…みたいな？いや、うーん他の人も魅力的だしかっこいいけど、まだ出会って日が浅いから良くわかんないってかまあそんな感じ！！！

吹雪：そっか、いい人見つかるといいね

そのあと、しばらくの間に沈黙が流れた。