【イナイレ】幼なじみの彼と私とイナズマジャパン【吹雪士郎】 (ページ13)

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大事な秘密ページ13

緑川side

そのあとAがトイレに行くと言って出ていったが、何か不思議に思えたからこっそりあとを付けた。しかも、Aが向かった方向はトイレと真逆の方向だ。

A：これ、一生消えないのかな…
もう何年も経つのに…。

Aはいつも右腕に巻いていた包帯を外していた。ずっと怪我でもしているのかと思っていたけど、明らかに様子がおかしい。
遠くからでよく見えないが、赤紫色の何かがある。

緑川：A…

俺は気になってつい声をかけてしまった。
Aはいつもよりか細いこえで

A：ああ…見られちゃったか

と言った。
どうしたのか聞きたかったが、抑えた。

A：小さい頃、これやられたの。私は親がいないから…おばあちゃんやおじいちゃんと暮らしてるの。ていうか、親には捨てられた。捨てられる前に、焼印みたいなのされた。

Aの腕にはドクロのマークのようなものがあった。焼印とAはいっていたが、本当にそんな感じだった。

A：これ、その時の火傷のあとなの。士郎にはバレたくない…。ここまで隠せたから、秘密にして？これは、二人だけの秘密

いけないとことと分かっていても、心では喜んでいる俺もいた。吹雪の知らないことを知れたから。