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@100(大) ページ50

苦しくて、寝た。
起きると安が目の前にいて、俺の汗を拭いたりしてくれてたみたいで、亮ちゃんが片付けをしてくれていた。

安に謝るとスルーされて、水飲むよねとキッチンに向かった。

亮ちゃんが話しかけてくれてる時に気づいた。いつもと違う。寝たのにまだ苦しくて、起き上がる力が入らない。手を動かすのがやっとっていう感じだった。

安が水を持ってきてくれたのに全く起き上がれなくて、ほとんど安の力で起き上がることができた。

迷惑やね、って言うと安は怒った。きっとそんなに怒ってた訳ではないけど、無性に怖くて、笑って誤魔化す。
水を飲むが胸にかかる感じで少しずつしか飲めなかった。

息を整える事を意識しながら、安と亮ちゃんに迷惑かけないように、メンバーに迷惑をかけない生き方を考えながら水を少しずつ飲む。

すると、安が「あと、嘘ついて笑わんでええよ。無理して笑わんでええよ。大倉?まだ、苦しいんやろ?心がざわざわしてるんやろ?」と。

心配かけたらあかん。もっと上手に笑わな。早く息を整えて、笑って、迷惑をかけずに、どうにかしなきゃ、また怒られる。

考えれば考えるほど息ができなくなって、焦って、心配かけたらあかんと思えば思うほど、独りなんだ、孤独なんだ俺。と怖くなった。

気づけば全身が震えて視界は真っ黒になっていた。

しばらくして全身の力が抜けて意識が途切れた。


それからどれくらい経ったのか、起きた時には見覚えのあるベッドの上でいつかもつけられた呼吸器を繋がれ、左腕には点滴。右手を安がしっかりと握って眠っていた。

起き上がろうにも両腕使えなきゃ起き上がれないし
何より次は安が体調崩すんじゃないかってどうしても心配だった。

「、、やす、、や〜〜っけほ、けほ!ん、」

呼吸器をしてるせいで声がこもって小さくなる。大きめの声を出そうとすると少し苦しくなって息が荒れる。

「ん、、、?、、おおくら?大倉!!?大丈夫!?ナースコール!!」

咳と少し荒くなった息のお陰で安が起きてくれた。
起きるなりすぐにナースコールを押そうとする安を止めて苦しいなりに大丈夫だと伝えた。

「大倉、大丈夫やないやんか、大倉結局さっきも大丈夫やなくて、意識失っても過呼吸治らなかったんやで、だからすぐ病院連れてきたんやで。」

やっぱり、寝ても治らなくなってるんか、なんでやろ、薬が効かなくなるんと同じ原理かな。

なんてくだらない事考えながら安にどうにかありがとうとだけ伝えた。

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いおり(プロフ) - 続き嬉しいです。 (2018年9月20日 8時) (レス) id: 0a45d4f0a2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり - 一番好きです!頑張ってください (2018年9月16日 9時) (レス) id: 3ca8ebf952 (このIDを非表示/違反報告)
ちほ - はじめまして。更新ありがとうございます。最終話、メンバーの皆さんいい方向で終わるように願っています。 (2018年3月15日 15時) (レス) id: 1a24a66dca (このIDを非表示/違反報告)
くらら - 更新いつも楽しみにさせてもらってます (2017年12月12日 18時) (レス) id: e570740c87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかか | 作成日時:2017年8月12日 8時

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