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@97(横) ページ47

大倉が倒れて、俺はなにもしてあげられる事がないまま、とにかく紙袋を嫌がる大倉の手を握った。

しばらくは紙袋の中で苦しそうに息をしていたが、だんだん落ち着いてきた。

「はぁ、、は、っ、あはぁ、ふぁ、は」

吐くのをなのか、吸うのをなのか、忘れてるかんじはあったが、どうにかふつうの呼吸に治った。

呼吸が整ってしばらくするとうっすらと開いた目から涙が溢れて、まだ少し息の上がった状態で、「ごめんなさい。」と確かに呟いた大倉。

「大倉〜?大倉はなんも悪いことしてないで。なぁーんも気にすることないで。ただ、しぶやんは、村上くんが心配だっただけ、思ってもない事、言ってしまっただけやで。」

安は大倉に優しく声をかけたあと俺とすばるを少し冷たい目で見てそのあとそのまま形態に視線を移した。

その安の視線で気づいた。タクシー、着いたんや。と。

亮が寄ってきて、「ごめん、だけど今日はもうええから、2人は村上くん連れて帰ってくれへんかな。大倉、やっと落ち着いたからさ。あ、丸も!帰って、今日は。」

「え、でも、お「ええから。帰って。ごめん、まる。」

丸は不満げにでも渋々帰りの準備をして、俺とすばるは帰り支度した後にヒナを起こして。
ヒナは少し回復したようで、大倉に謝りたいと言ったが、亮はそれを止めた。大倉もう、寝てもうた〜とヘラヘラっと笑って無理やり玄関に追いやられたヒナは不満げではあったが、しゃーないな、ほな、また明後日やな!と笑って家をでた。俺は何て声をかければいいのか分からず立っていると、

「大倉、ほんまに辛い苦しい思いしてきてん。また、次何があったか話すけど、やっとメンバー頼るって決めたんです。支えたって欲しい。」
と真っ直ぐな目で俺とすばるを見た。

一方すばるは、まだ素直になれないのか、まだ少し目つきの悪い顔で返事もせずに家をでた。

俺も、あぁ。とはっきりな返事もせずに家を出てしまった。


帰りのタクシーは、さっき倒れたのが嘘みたいにヒナは回復していて、そのまま家に着いた時もすまんかったなぁ!!といつものように手を振り帰ってしまった。丸は別のタクシーで帰ってしまったが、俺とすばるは一緒でなんだか気まずい空気のまま、ろくに話もせず、すばるの家に着き、降りて行ってしまった。

明後日、リハがあるのに、大丈夫なんやろか、こんなんで、俺が最年長やのに、まとめたらな、、、

@98(丸)→←@96(渋)



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いおり(プロフ) - 続き嬉しいです。 (2018年9月20日 8時) (レス) id: 0a45d4f0a2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり - 一番好きです!頑張ってください (2018年9月16日 9時) (レス) id: 3ca8ebf952 (このIDを非表示/違反報告)
ちほ - はじめまして。更新ありがとうございます。最終話、メンバーの皆さんいい方向で終わるように願っています。 (2018年3月15日 15時) (レス) id: 1a24a66dca (このIDを非表示/違反報告)
くらら - 更新いつも楽しみにさせてもらってます (2017年12月12日 18時) (レス) id: e570740c87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかか | 作成日時:2017年8月12日 8時

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