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@89(大) ページ39

ひっさしぶりの家は落ち着くけどなんだか胸がざわざわした。

とにかく綺麗にしなきゃ、すぐに夕方になる。時間なんてあっという間なんだから。

鍋とお皿に入ったお粥をすぐにゴミ袋へ。もう見るだけで吐き気がした。
換気もして埃も落として掃除機かけて、床磨いた方がいいよな〜〜買出しもせな、、やる事いっぱいで楽しいわ。

久しぶりに仕事をしている気分になって楽しくなって来た時にインターホンが鳴った。
なんやねん、忙しいのに、、モニターを見ずにはいとだけ返事をするとすばるくんの声。
モニターにはすばるくんと横山くんがニコニコとビニール袋を揺らしながら写っていた。

焦りまくってちょっと待ってて!と切ったがちょっとで済むほど片付いてない。とにかく掃除を終わらせて、家にあげて買出しに行こう。見た感じお酒は入ってたし。少し2人で呑んでてもらおう。

そうこうしながら床の雑巾かけたり、机拭いたりしているうちに結構時間が経っていた。

急いですばるくんに電話をかけてインターホンを鳴らしてもらう。ドアを開けてしばらくすると玄関のベルが鳴った。

「はーい。はいはい。」
小走りで玄関を開けると「おっそいわ〜何してんねん」と眉間に皺を寄せたすばるくんと「急にごめんな。」とすまなそうに笑う横山くんが立っていた。

少し緊張しながら、あがってと招き入れるとルンルンでお邪魔しまーすとでもしっかり靴は揃えて二人共入ってきてくれた。

「大倉ん家なんかほんまひっさしぶりやな〜。もう何年も来てないんちゃうか。にしても相変わらず綺麗やな〜。」
「でも大倉ん家にしては冷蔵庫なんも入っとらんな。」

勝手に冷蔵庫にお酒を詰める横山くん。
「あ、冷蔵庫借りんで。」と、もう開けてるのに。本当、自由だなこの人たち。

しばらく無駄話をしてると安から電話。

「はい〜。やすー?どぉしたん。」
「あ、僕と亮ちゃんもう仕事終わってん。ちょっと気持ち早い気がするけど向かってだいじょぶかな〜って。準備とか手伝うわ〜」
「あ、それがな、もうすばるくんと横山くんが来てんねん。掃除は終わっとるから、つまみ作ろう思っとってんけど、買出しお願いしてもええ?」

あ、なんや!もう来てるんやって!
と亮ちゃんに話すやすと気ぃ早ない?と笑う亮ちゃんの声で何だか緊張が少しほぐれた。

「来てんねや!ほんなら分かった!買出ししてからそんまま大倉ん家向かうわ!適当材料買ってくるな〜!」
ほな、またバイバイと言って電話を切った。

@90(安)→←@88(渋)



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いおり(プロフ) - 続き嬉しいです。 (2018年9月20日 8時) (レス) id: 0a45d4f0a2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり - 一番好きです!頑張ってください (2018年9月16日 9時) (レス) id: 3ca8ebf952 (このIDを非表示/違反報告)
ちほ - はじめまして。更新ありがとうございます。最終話、メンバーの皆さんいい方向で終わるように願っています。 (2018年3月15日 15時) (レス) id: 1a24a66dca (このIDを非表示/違反報告)
くらら - 更新いつも楽しみにさせてもらってます (2017年12月12日 18時) (レス) id: e570740c87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかか | 作成日時:2017年8月12日 8時

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