@70(安) ページ20
病院に着いてすぐ、面会時間が何時までなのかわからなくてなんとなく携帯を見ると亮からのメッセージ。大倉かやばいの一言。
ロビーに大倉がどこにいるのかをすぐに聞いて病院だということも忘れて本気で走った。
嘘やろ。やばいって何やねん。大倉、待ってって、なんでそんな急ぐんや。いつものんびりしとったやんけ。
病室について扉を勢いよく開けると亮ちゃんが目を見開いて人差し指を口の前に立てながらしーーっと小さな音をたてた。
「大倉は!?意識は!?息は!!?」
亮ちゃんは一瞬よくわからないという感じの顔をしてあぁ。と目を大きくした。
「ごめん、大倉、寝ただけやった。疲れてたみたいで、呼吸ができないってかなり体力いるみたいやねん。伝えるの忘れとったわ、」
「は??え?寝た…は?寝ただけ??」
亮ちゃんは申し訳なさそうに首を縦に振った。
「ごめん…」
村上くんも俺を膝から崩れ落ちて、もう亮ちゃんを責める元気もなくよかったぁ。と心の底から安心した。
そして、大倉のそばによると人工呼吸器をつけてはいるが少し苦しそうに息をしながらでも表情は穏やかに眠っていた、
それでも村上くんは人工呼吸器=死ぬというイメージからか、え、これ大丈夫なんか。大倉生きとるよな、と何度も何度も亮ちゃんに確認をとる。
それを亮ちゃんはむしして大倉の事を電話の事から一つ一つ事細かに、今さっき起こったことも全て伝えてくれた。
誰かがローテーションで大倉の看病をできるように、これから大事な事わたまたま持っていたメモ帳に書いてみんなで共有することになった。
そうこうしている間も大倉は全く起きずに呼吸を苦しそうにしていた。
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いおり(プロフ) - 続き嬉しいです。 (2018年9月20日 8時) (レス) id: 0a45d4f0a2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり - 一番好きです!頑張ってください (2018年9月16日 9時) (レス) id: 3ca8ebf952 (このIDを非表示/違反報告)
ちほ - はじめまして。更新ありがとうございます。最終話、メンバーの皆さんいい方向で終わるように願っています。 (2018年3月15日 15時) (レス) id: 1a24a66dca (このIDを非表示/違反報告)
くらら - 更新いつも楽しみにさせてもらってます (2017年12月12日 18時) (レス) id: e570740c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか | 作成日時:2017年8月12日 8時