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@21(錦) ページ21

少し早めに現場に着いた。
大倉元気やろか。大丈夫なんかな。会ったら何言えばいいんやろ。
取材が始まる前から全然別の事で緊張していた。
まぁ、たぶんまだ誰もおらんやろ。

そう思って部屋のドアを開ける。
そこにはソファで転がって携帯を見ている大倉がいた。

「あ、亮ちゃんおはよ〜〜」

そう言ってにっこり笑いながらゆっくり座る体制になる大倉。
いつもより少し動作が遅く感じるのは、検査後だと分かっているからなのか、体調が悪いからなのか。
少し考えて立っていると

「ん?亮ちゃん、どないしたん、そんな難しい顔して。
あ、もしかして検査の事心配してるん?大丈夫やで問題ないって」

ふふっと笑いながら心配せんでええよ〜〜と言う大倉をみてかなりほっとした。

「え、てかなんで知ってるん?丸が白状したん?」
「丸の事やからゆってるやろうな〜〜と思ってwwみんな心配してるんかな〜と思うと早めに言っとかな可哀想やん。」

あぁ、大倉はこうゆう奴だった。自分より周り。空気。自分の事は後回し。いい事だけど、余計心配になる。

「それにしても、結果出るのはやない?昨日検査だったんやろ?1週間くらいかかるんじゃ《ガチャ

「おわ、おはよう〜〜、みんな早ない?来るの。」

章ちゃんが入ってきた音にかなりびっくりした。

「あ、大倉検査どやったん?」
「おお、大丈夫やで。問題ないって。結果まだやけど、検査の人が問題ないですよ〜〜ってみんな言ってたから大丈夫。な、亮ちゃん。」

びっくりしてなんの話しをしてたか忘れてた俺に聞きたかった事を教えてくれた。
なんや、よかった。と言いながらソファに座って心臓のばくばくをおさえるのに必死だった。

「でも、一応結果でたらまた、報告してな〜〜。」
と章ちゃんが付け加えて座りながら携帯を触る。
大倉は、りょーかい。とゆるく答えて、携帯に視線を戻したが、少し目をぎゅっとつぶって長く息を吐いた。

「大倉??お前ほんまに大丈夫なんか?」

と思わず立ち上がる。章ちゃんも大倉も、え?とゆう顔をして、なにゆうてんの、と言った後に大倉が
「心配しすぎやって、大丈夫ってゆうたやんwww」
と笑った。

でも、どうみてもキツそうな顔をしていたのに。
章ちゃんは気づいてへんし、たぶん大倉は誰にも言わへんし。俺がみたいてやらな。

そう決めて分かったと渋々座った。

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さき(プロフ) - 面白いです。続き楽しみにしてます! (2017年6月27日 20時) (レス) id: 9de58ac01e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかか | 作成日時:2017年6月26日 7時

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