@15(大) ページ15
待っている間、丸の顔を見ると
丸本人は気づいていない感じだけど、かなり疲れた顔になっていて、さらに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
先生に呼ばれ、もう寝そうな丸を置いて部屋に入った。
そこには、メガネの厳しそうな先生が座っていて
マネージャーが先に伝えていたのか、過呼吸の対処の紙がすでにテーブルにはあった。
「大倉さん、とりあえず原因が分からなければ治せないので、一緒に考えていきましょう。」
「はい、、、でも、本当になった理由がわからなくて、ストレスとかも俺は特に無いし、原因を探すってゆっても…」
先生は、相変わらず険しい顔で俺を見つめていて、
なぜそんなに睨まれているのか。他に先生居らんかったんかな〜なんて全然関係ないことを考えていた。
「まず、今日どうゆう状況で過呼吸に?」
「あ〜、普通に撮影してて、あ!フラッシュがね、いつもよりきつかったんですよ。チカチカする感じ!いや、元から眩しいんですけどね、なんかそれと違くて、ピカ!じゃなくてぽやーって感じで!」
フラッシュの眩しさについて身振り手振り一生懸命話す俺。
こんな話を一生懸命聞いてる先生。
この状況が面白くて、声を出して笑ってしまった。
先生もさすがにきょとんとしてどうしました?と心配してくる。
「いや、先生があまりにも真剣に聞くからw面白くてwでも、ほんまにこんだけです。気になった事は!」
「では、ここ最近で変に思った事は?」
「あ、今朝起きずらかっですね。怠いとかじゃなくて起きられない感じで。あと、目眩が最近酷くて、携帯見てるだけなのにとか、たまーーにですけどね。」
俺が言った事をパソコンに先生が打ち込む。
ブツブツ言いながら、ん〜と画面を見つめて俺の方に向き直る。
「ストレス性の過換気症候群かもしれないですね。
まだ検査をして見ないとわからないですが。」
は?ストレス性??確かに、この仕事はストレス多いかもしれないけど、全くストレスなんか感じた事はないし、最近は、忙しいわけでもない。
「とにかく、今日か明日とかにでも検査入院で1日だけ入院してください。」
いつが良いですか?と話をどんどん進められる。
とりあえず、明日オフだし今日が良いか。とマネージャーに確認をとって了解を得る。
「じゃあ、今日で。」
問診はおわった。
丸を起こしてから検査入院する事だけを伝えて家に帰り急いで準備をした。
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さき(プロフ) - 面白いです。続き楽しみにしてます! (2017年6月27日 20時) (レス) id: 9de58ac01e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかか | 作成日時:2017年6月26日 7時