経緯 さん ページ4
「着きました！此処がイーハトーヴォ村です！」
イーハトーヴォ村、と呼ばれた村は迚長閑そうな村だった。静かで、木々が沢山ある。当たり前だが、ヨコハマとは全然違う。其が迚、印象的だった。
「おぉー。賢ちゃん帰ってきたかい。」
「はい！帰ってきました！ただいまです！」
「おぉー。お帰り、ところでその人は？」
その人、とは僕の事だろう。僕は賢治君の背中から降りてご老人に挨拶をする。
「どうも。ご老人。僕は江戸川乱歩。名探偵さ！」
「ほぉー。探偵さんかぃ。そりゃあまた都会な言葉だねぇ。」
「探偵？」
賢治君はどうやら探偵、と云う言葉を分かっていないらしい。
「まあ、何もない村だがゆっくりしていきな。」
「嗚呼！僕も此村に興味が出来た！そうするとするよ！」
「そうかぃ。」そうご老人は微笑んでドコカヘ歩いていった。
「乱歩さん。探偵、とは何ですか？」
「探偵って云うのはね、色んな依頼を受けて、解決したりする役職さ。其に探偵には2つの階級がある。」
「階級？」
「探偵か名探偵か。その2つの言葉の重みは凄く違う。」
「乱歩さんはその“名探偵”なんですね！先程仰られていましたし！」
「賢治君！佳く分かっているじゃないか！」
「？有り難うございます！」
二人で他愛もない話をしていると
「着きました！此処が僕の家です！」
＊￣・￣＊￣・￣＊
江戸川乱歩→名探偵！江戸川乱歩！ご老人にきっちりとご挨拶
ご老人→まだまだ生きるご老人。もっと生きてくださいね
宮沢賢治→皆に好かれている純粋の塊。センパイ尊敬するッス！
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作者名：フ瑠ラン | 作成日時：2018年3月12日 0時
