僕が探偵社に入るまでの経緯

経緯 じゅうきゅう ページ20

「厭ッ！」

「君子！」

「お、落ち着け！ジジイ！」

「若僧は黙っておれ！」


………うーん。なんとも修羅場だねぇ。これに加えて茨木君(犯人)は孫娘と佐々木君が恋仲のことを知らない訳でしょ？更に修羅場じゃないか。


「うーん。取り敢えず…皆黙ろうか？」


ピシリ、と雰囲気が凍りつく。取り敢えず此で集中が出来る。


「取り敢えず、その孫娘が都会の病院に行けば佳いじゃないか。」


そう。此の孫娘が病院に行けば全て万事解決な筈だ。なのに何故行かないの？佳い歳して駄々を捏ねる子供？


「厭よ！私は病院なんて行かない！」

孫娘がそう叫ぶとフラッ、と倒れようとする。其を慌てて茨木君(犯人)が支える。


「………君、もうしかして。」

「な、なによ。」


横を見てみるとどうやら賢治君も来たらしいから丁度いいね。






「君、御腹の中に赤ちゃんいるでしょ。」


＊￣・￣＊￣・￣＊

江戸川乱歩→まさかの爆弾発言

君子(孫娘)→……。

茨木のお兄さん→は？

佐々木のお兄さん→は？

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