検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:4,361 hit

〜SNOWY CRYSTAL SEVEN〜 ページ9

少女side

これは太宰治が居なくなった後のお話。


「さぁ。あの人も居なくなった事だしちょっと遊んでもいいかな。殺さない程度に。なんだかんだ言って仲間が死んだらあの人五月蝿いのよね。」


クスリ、と私は笑って目の前にいる敵を睨み付ける。


「異能力__『八重桜』」


パラパラ_パラパラ____

白い雪、のような桜の花びらが落ちていく。


「建物の中で雪!?」

「なんだこれは!?」

「異能力者か!?」

「チッ。彼奴、太宰の味方しやがったなァ!」


ポートマフィアの連中が騒ぎ始める。


「さぁ。それを触ったらどうなるでしょうか?中也。答え言ってみてよ。」

「ンだと!?テメェふざけてやがるだろ!?」

「さっすがぁー!中也はよく分かってるね。因みに正解は………全てが凍っちゃうンだ。」


辺りを見渡せば中也以外のポートマフィアが凍って氷像が沢山できている。


「………テメェ!」

「安心してくださいな。意外と(・・・)仲間思いの中也君。」

「おちょくってンだろ!テメェ絶対おちょくったなァ!殺す、絶ッ対ェ殺す!」

「あららのら〜。そんな事しちゃっていいのかなぁ?それこそ………部下死ぬよ?」


「チッ!」とおもいっきり舌打ちをする中也。うん。やっぱり面白いな。中也は。これでも一応……………お兄ちゃんなんだよね……。


「あ゛ァ?なんだそんなジロジロと見やがって。」

「いいや別に〜。それよりさ、ご飯また作ってよ!中也って意外と料理上手いよね!意外と。」

「テメェ!さっきから意外と、意外と、ばっかり言いやがって!」

「アハ。」

「アハ、じゃねェ!」


ワナワナと震える中也を見てまぁいいかなと思ったのは内緒。

〜SNOWY CRYSTAL EIGHT〜→←〜SNOWY CRYSTAL SIX〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

フ瑠ラン(プロフ) - 二代目北斎さん» すみません!教えてくださってありがとうございます! (2018年2月25日 13時) (レス) id: ee34a8d56c (このIDを非表示/違反報告)
二代目北斎(プロフ) - オリジナルフラグを外し忘れてますよ。 (2018年2月25日 9時) (レス) id: 94827244c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フ瑠ラン | 作成日時:2018年2月25日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。