〜SNOWY CRYSTAL SEVEN〜 ページ9
少女side
これは太宰治が居なくなった後のお話。
「さぁ。あの人も居なくなった事だしちょっと遊んでもいいかな。殺さない程度に。なんだかんだ言って仲間が死んだらあの人五月蝿いのよね。」
クスリ、と私は笑って目の前にいる敵を睨み付ける。
「異能力__『八重桜』」
パラパラ_パラパラ____
白い雪、のような桜の花びらが落ちていく。
「建物の中で雪!?」
「なんだこれは!?」
「異能力者か!?」
「チッ。彼奴、太宰の味方しやがったなァ!」
ポートマフィアの連中が騒ぎ始める。
「さぁ。それを触ったらどうなるでしょうか?中也。答え言ってみてよ。」
「ンだと!?テメェふざけてやがるだろ!?」
「さっすがぁー!中也はよく分かってるね。因みに正解は………全てが凍っちゃうンだ。」
辺りを見渡せば中也以外のポートマフィアが凍って氷像が沢山できている。
「………テメェ!」
「安心してくださいな。
「おちょくってンだろ!テメェ絶対おちょくったなァ!殺す、絶ッ対ェ殺す!」
「あららのら〜。そんな事しちゃっていいのかなぁ?それこそ………部下死ぬよ?」
「チッ!」とおもいっきり舌打ちをする中也。うん。やっぱり面白いな。中也は。これでも一応……………お兄ちゃんなんだよね……。
「あ゛ァ?なんだそんなジロジロと見やがって。」
「いいや別に〜。それよりさ、ご飯また作ってよ!中也って意外と料理上手いよね!意外と。」
「テメェ!さっきから意外と、意外と、ばっかり言いやがって!」
「アハ。」
「アハ、じゃねェ!」
ワナワナと震える中也を見てまぁいいかなと思ったのは内緒。
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フ瑠ラン(プロフ) - 二代目北斎さん» すみません!教えてくださってありがとうございます! (2018年2月25日 13時) (レス) id: ee34a8d56c (このIDを非表示/違反報告)
二代目北斎(プロフ) - オリジナルフラグを外し忘れてますよ。 (2018年2月25日 9時) (レス) id: 94827244c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フ瑠ラン | 作成日時:2018年2月25日 5時