〜SNOWY CRYSTAL FIVE〜 ページ7
「まぁ。兎に角
「おい!僕だけじゃなくて社長も同罪だぞ!」
「黙れ。死ね。消えろ。」
はっきり言って乱歩と私は仲が良くない。乱歩はきっと私の事を“大切な家族”だと思っているのだろう。諭吉さんもしかりだ。私も……何回もそうだったらいいと思ってきたことだろうか。
私は乱歩の事が嫌いなわけではない。私が乱歩の事を嫌いになることは死んでもないだろう。
何故なら乱歩は私の命の恩人だからだ。まだ10も満たない怪我をしている私を諭吉さんの所まで連れて行き手当てをして私を助けてくれた。
乱歩のお陰で私は今ここで歩けている。
乱歩のお陰で……とても幸せだ。
「はい、はぁいー!私から少し質問させてもらってもいいかな?」
「いちいち挙手はしなくていいと思うんだが…。どうした?太宰君。」
「私と何処かで………会ったことは?」
……………………。何処かで太宰君を見たことがあるような気がしていた。そうか。あの時の人物は太宰君だったのか。
「………きっとその答えは…Yesだろう。」
私はこの社員達と関わったりしている。まぁ全員ではないが。太宰君はその一人だな。
「今ここにいる、と言うことはきちんと逃げられたみたいだな。うん。良かった。」
「私はてっきり捕まってたと思ってたよ。」
「ふふ。捕まってたとしてもどうせあそこには知人がいるからな。見逃してもらえる。」
「知人…?マフィアに?」
「君も知っているだろう。“中原中也”。」
太宰君の目が見開かれるのが分かる。まぁそうだろうな。元相棒の知人だったのだ。
「どうやって……」
「どうやって知り合ったか、それは君と同じ方法さ。」
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フ瑠ラン(プロフ) - 二代目北斎さん» すみません!教えてくださってありがとうございます! (2018年2月25日 13時) (レス) id: ee34a8d56c (このIDを非表示/違反報告)
二代目北斎(プロフ) - オリジナルフラグを外し忘れてますよ。 (2018年2月25日 9時) (レス) id: 94827244c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フ瑠ラン | 作成日時:2018年2月25日 5時