検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:4,360 hit

〜SNOWY CRYSTAL THREE〜 ページ5

「結局の所誰なんですか?」


眼鏡……もといい国木田君が諭吉に聞く。

諭吉は私の方をガン見してるから、私が事情を説明しろ、と言うことかな。………めんどくさい。


「買い物楽しかったですわ!ついてきてくれてありがとうございます!与謝野女医!」

「いや、妾も買いたいものがあったからね。潤一郎、荷物持ち助かったよ。」

「いえ、これくらい大丈夫です!」


中に入ってきたのは、セーラー服を着た黒髪の子と、白衣を着た大人の女性、金髪のなんかへなってした感じの子。

誰も知らないな……当たり前か。


「おぉー!いつの間にか全員揃ったな!花圃今自己紹介するといい!」


乱歩、私に指図をするな。消すぞ。


「私の名は三宅花圃。ここの新人だ。」

「そうそう!新しくここに入るんだ!花圃はね、乱歩さんと社長がずッッッッッッとスカウトしてたんだ!それで漸く入ってくれることに!」

「勝手に過去を改竄するな。私はストーカーされてただけだ。」

「ストーカーとは色々な誤解を招くだろ!」

「招かれていいんだよ!そのまま社員に飽きられて捨てられろ!そのまま孤独死しろ!」


私は乱歩と言い合いをする。


「すいませーん。乱歩さんと花圃ちゃんは知り合いでいいンだよね?」


挙手して聞いてきたのは太宰君。いきなり下の名で呼ぶとは馴れ馴れしいな。


「そうだ!乱歩さんと社長そして花圃は知り合いだ!」

「…………こんな腐れ縁斬れるなら斬りたい。(乱歩と社長ごと。)」

(三宅さん苦労してるんだなぁ。)


………敦くん。そんなあわれむような目で見ないでくれ。なんか、更に惨めになる。


「んじゃ、皆自己紹介やろう!」


嗚呼。遂に乱歩がまともなこといい始めた。そこまで私に探偵になってほしいのか。


「はい!はい!まずは私から!太宰治だよ!」

“太宰治”。異能力__“人間失格”


「次は俺だな。国木田独歩だ。」

“国木田独歩”。異能力__“独歩吟客”


「中島敦です!」

“中島敦”。異能力__“月下獣”


「妾の名は与謝野晶子。」

“与謝野晶子”。異能力__“君死給勿(きみしにたもうことなかれ)


「僕の名前は谷崎潤一郎。」

“谷崎潤一郎”。異能力__“細雪(ささめゆき)


「妹のナオミですわ!」

“谷崎ナオミ”。異能力__無し

〜SNOWY CRYSTAL FOUR〜→←〜SNOWY CRYSTAL TWO〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

フ瑠ラン(プロフ) - 二代目北斎さん» すみません!教えてくださってありがとうございます! (2018年2月25日 13時) (レス) id: ee34a8d56c (このIDを非表示/違反報告)
二代目北斎(プロフ) - オリジナルフラグを外し忘れてますよ。 (2018年2月25日 9時) (レス) id: 94827244c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フ瑠ラン | 作成日時:2018年2月25日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。