〜SNOWY CRYSTAL THREE〜 ページ5
「結局の所誰なんですか?」
眼鏡……もといい国木田君が諭吉に聞く。
諭吉は私の方をガン見してるから、私が事情を説明しろ、と言うことかな。………めんどくさい。
「買い物楽しかったですわ!ついてきてくれてありがとうございます!与謝野女医!」
「いや、妾も買いたいものがあったからね。潤一郎、荷物持ち助かったよ。」
「いえ、これくらい大丈夫です!」
中に入ってきたのは、セーラー服を着た黒髪の子と、白衣を着た大人の女性、金髪のなんかへなってした感じの子。
誰も知らないな……当たり前か。
「おぉー!いつの間にか全員揃ったな!花圃今自己紹介するといい!」
乱歩、私に指図をするな。消すぞ。
「私の名は三宅花圃。ここの新人だ。」
「そうそう!新しくここに入るんだ!花圃はね、乱歩さんと社長がずッッッッッッとスカウトしてたんだ!それで漸く入ってくれることに!」
「勝手に過去を改竄するな。私はストーカーされてただけだ。」
「ストーカーとは色々な誤解を招くだろ!」
「招かれていいんだよ!そのまま社員に飽きられて捨てられろ!そのまま孤独死しろ!」
私は乱歩と言い合いをする。
「すいませーん。乱歩さんと花圃ちゃんは知り合いでいいンだよね?」
挙手して聞いてきたのは太宰君。いきなり下の名で呼ぶとは馴れ馴れしいな。
「そうだ!乱歩さんと社長そして花圃は知り合いだ!」
「…………こんな腐れ縁斬れるなら斬りたい。(乱歩と社長ごと。)」
(三宅さん苦労してるんだなぁ。)
………敦くん。そんなあわれむような目で見ないでくれ。なんか、更に惨めになる。
「んじゃ、皆自己紹介やろう!」
嗚呼。遂に乱歩がまともなこといい始めた。そこまで私に探偵になってほしいのか。
「はい!はい!まずは私から!太宰治だよ!」
“太宰治”。異能力__“人間失格”
「次は俺だな。国木田独歩だ。」
“国木田独歩”。異能力__“独歩吟客”
「中島敦です!」
“中島敦”。異能力__“月下獣”
「妾の名は与謝野晶子。」
“与謝野晶子”。異能力__“
「僕の名前は谷崎潤一郎。」
“谷崎潤一郎”。異能力__“
「妹のナオミですわ!」
“谷崎ナオミ”。異能力__無し
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フ瑠ラン(プロフ) - 二代目北斎さん» すみません!教えてくださってありがとうございます! (2018年2月25日 13時) (レス) id: ee34a8d56c (このIDを非表示/違反報告)
二代目北斎(プロフ) - オリジナルフラグを外し忘れてますよ。 (2018年2月25日 9時) (レス) id: 94827244c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フ瑠ラン | 作成日時:2018年2月25日 5時