▼第3話▼ ページ4
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目の前に大きな扉がある。私は迚開けたくなかった。理由は明確、マフィアなんかになりたくないからだ。
「疾く開けろ、ルイ」
「厭だ」と返すと物凄い形相で睨められる。
「判ったよ、判った。開ければいいんでしょ」そう云うとメフィストは頷く。…何この付き人怖い…。
私は扉をノックすると「入り給え」と声が聞こえた。なので私は扉を開く。部屋に入ると金髪幼女と眼帯美人、中年男がいた。
金髪幼女は私…と云うか、メフィストをジーと見てこう云った。
「貴方、私と同じね!」
私とメフィストは目を見開く。
「確かに危ないわ。私よりもよっぽど」
「何か判ったのかい?エリスちゃん」
中年男がエリスと云う金髪幼女に聞くとエリスは悪戯をした子供のようにニヤリと笑って「別に。中年には秘密よ!」と違う部屋に行ってしまった。
中年は「酷いなァエリスちゃんは…」と呟くと私達の方を見て「キミがルイーザ・メイ・オルコットくんかい?」と聞いた。
「貴方が首領?」
「…質問を質問で返してくるとは中々面白い子だ…。そうだよ、私がポートマフィア首領、森鴎外だ」
「創造してたのとは違ったなぁ」
私がそう云うと森鴎外は苦笑いをする。
「…所で…そっちは?」
森鴎外の視線がメフィストに行く。
「コイツはメフィスト。私の付き人兼お目付け役だよ」
「…どうも」
私の頭にメフィストの手が乗せられグググッ…と云うか下に押し着けられる。…所謂、お辞儀である。
「では、こっちの紹介もしなくてはね」
森鴎外がそう云うと座っていた眼帯美人が立ち上がった。
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秋穂 - フ瑠ランさんはきちんと行動を細かく書いてるけど、Leikaさんはそう言うの書かれてなくて分かりにくい。フ瑠ランさんに小説の書き方教わった方がいいですよLeikaさん (2018年7月10日 20時) (レス) id: f5e7780e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フ瑠ラン&Leika x他2人 | 作者ホームページ:http:/
作成日時:2018年6月3日 23時