▼第43話 ページ38
急にしんみりした雰囲気になって居づらくなったので私は隅の方へと向かった。何だかんだ助けてくれた仲間に、一匹狼を貫くつもりだった私。けれど、ずっと1人で生きていけるわけもなく色んな人に助けられた。
嬉しかった。関わりとしてはやのつく奴等とかしか無かったからこう……パンピーと仲良くするのはスリリングは少し足りなかったけど充実していた。
「んー、刺激が欲しい」
「充分味わっただろ。死にかけてたし」
隣にいた蒼也に聞かれていた。ご丁寧に微妙な痛さのチョップも貰った。
「もうちょっと加減ないの?なにその微妙な痛さ」
「それがいい」
「なんかいや」
なんて平々凡々な言い合いをする。直ぐに私は手を出すけれど蒼也は程よく流す。以外と私達の相性はよかったりするのだ。
「日向は言ってこなくていいのか?」
「そんながらじゃないし。それに、手紙あいつの部屋に置いてきたからいいの。んー、どうしよっかなぁ…ボーダーもいいけどイタリアンマフィアとかもよくね?」
「……なんとも言えん」
「誉めてる?」
「さあな」
マフィアもいいけどやっぱり私はボーダーがいいな、なんて結論に達した私は笑う。
『留理へ。
字とか長々と書くの好きじゃないから簡潔に。
ありがとう』
やっぱり
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蒼也 - 感動しました。すごく良かっです! (2020年6月20日 23時) (レス) id: ea89e2c5ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フ瑠ラン&ぐらにゅー糖 x他1人 | 作者ホームページ:http:/
作成日時:2018年4月22日 18時