元ヤンと変人ポエマーワールドトリガーへトリップ！？2 (ページ37)

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▽第四十二話ページ37

最後に私は言いたいことがある。
これを言い終わったら、結婚式は終わって、迅さんと日向さんと私と風間さんでたぶんおしゃべりが続くんだろうと思う。
でも、もう公式的に、みんなにいっぺんに伝えられるのはここだけだと思うから。
タイミング的にも想い的にも、ここが一番だと思った。

「小南先輩。
　私といつも訓練してくださってありがとうございます。おかげで強くなれました。日向さんと出会った時に、私を守ろうとしてくれてありがとうございます。貴女のおかげで、今の私がいる」

「な、ちょ、恥ずかしいじゃない！」

小南先輩には、たくさん、本当にたくさんお世話になった。

「とりまるぱいせん。
　ほんとに助けが必要になった時、駆けつけてくれてありがとうございます。さりげない気づかいが、ほんとーに助けになりました」

「おう」

とりまるぱいせんは、大事な時に助けてくれる『先輩』だった。

「レイジさん。
　もうほんと凄い筋肉でしたほんとに。強くて憧れられて、真面目で、とにかく玉狛支部の大黒柱というかそんな印象があります」

「……凄い、筋肉……？」

筋肉がなんたらはまあ置いといて、凄いと思ったのはホントなの。

「風間隊。
　三輪隊。
　太刀川隊。
　初めてボーダーにはいった私をサポートしてくれてありがとうございます」

「ぼくはサポートした覚えはないけど……感謝されて嬉しくない人がいると思う？」
「お、もいあがるなよ、ネイバー。……おめでとう」
「おうっ！うおー、なんか先輩って呼ばれるとワクワクするなァ！」
「いや、呼ばれてない事ないっすか、太刀川さん？」

このからみもまた、最強です。
たぶん原作の中で迅さんの次に好感度が高かった彼らが、もっとも私をサポートしてくれた事実はとても喜ばしかったのだと思う。

「宇佐美さん。
　いつも楽しい話をありがとうございます。真剣な時とふざけてる時の区別がすっごい良かった、ていうか可愛かった尊い！」

「いやーん、そんなに褒められちゃったら頑張っちゃうよ～？」

いいオペレーター様ですわ。私のとこオペレーターいないけど……。頑張っちゃってください。

「＿＿＿みんな、ありがとうございます。
　みんながいなければ、私は今此処にいませんでした」

＿＿＿だから、感謝の気持ちをここで伝える。

でも、もう少し。

「＿＿＿そして迅さん。

＿＿＿私はあなたに救われました」