▼第38話 ページ28
「私…結婚することになったから」
「はい!?…エイプリルフールはもうとっくの昔に過ぎましたよ!?」
「嘘じゃねェよ」
「マ・ジ・で・す・か」と驚いた顔で留理が言うので私も「マ・ジ・だ・よ」と言う。そんなに私が結婚する事が可笑しいのだろうか?
「誰と結婚するんですか!?」
血走ったような目で聞いてくる留理。なんか…恐ェなァ……。
「おい、日向」
「お、風間」
留理と話していると偶々廊下で通りかかった風間に話しかけられた。……レポートの話切り出されたら逃げる。
「風間さん!聞いてくださいよ!日向さん結婚するらしいですよ!」
風間は何も留理に言わない。留理は予想外の風間の反応で留理も「あれ?」と言った反応をしている。それを見た私と風間は顔を見合せ笑う。
「ようやく言ったのか」
「だって一時期は取り止めになりそうだっただろ?なァ未来の夫さんよォ」
「え……ええ!?相手風間さんだったんですか!?」
当たり前だろ?私の家の合鍵持ってるのは付き合っている風間だけだし、第一風間が私の呼び出し係になったのも私達が付き合っていたからだ。
「これからは私も風間日向だな」
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蒼也 - 感動しました。すごく良かっです! (2020年6月20日 23時) (レス) id: ea89e2c5ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フ瑠ラン&ぐらにゅー糖 x他1人 | 作者ホームページ:http:/
作成日時:2018年4月22日 18時