カランコエ【BTS】2 (ページ10)

今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:11,824 hit

30 ページ10

それから2週間。
私は殆どテヒョンさんを見なくなった。

多分情報集めをしているんだろうけど、組織のことがあるから少し心配になる。

jm「テヒョンのことが気になる？」

ふいに横から声が聞こえて見ると、いつからいたのかジミンさんが座っていた。

『…本当に気配消すの上手ですよね。』

jm「えへへ…まぁね！」

そう。
ジンさんもそうだったけど、ジミンさんも直前まで気配を感じないんだ。

多分みんなそうだけど、とくにジミンさんはずば抜けている気がする。

jm「テヒョンは大丈夫だよ。あいつは誰よりも潜り込むのが上手だから。」

『私…何か口に出てました？』

jm「いや？でも顔に出てた。」

顔に…
今までこんな気持ちになったのはシウ以来だし、顔に出てるなんて言われたのも初めてだ…

jm「体調は大丈夫なの？」

『日常生活は特に…発作も動き方次第で調整出来るようになってきました。』

jm「そっか。てかさ、思ったんだけど俺ら同い年じゃん？敬語やめない？笑」

『でも…』

いくら同い年でも私は居候の身…

jm「じゃあ、とりあえず俺には敬語やめてよ笑なんかムズムズする笑」

『……………わかった』

jm「うん！じゃあ俺ちょっと出てくるから〜。いってきます！」

ジミンさんはそう言って部屋から出て行った。

何故かその扉からしばらく目を離せなくて…
いつの間にか近くに来ていたジンさんに話しかけられるまで見つめていた。