検索窓
今日:11 hit、昨日:13 hit、合計:11,834 hit

29 ページ9

テヒョンさんの淹れ方を見た結果…

私たちの違いは、強いて言うならお湯の温度と注ぐペースだった。
ごく僅かな違いだし、テヒョンさんが淹れてくれた紅茶も普通に美味しかった。


『…テヒョンさんの紅茶、私は好きですよ。』

TH「んー…」


ご本人はあんまり納得していない様子だったけど…


NM「2人とも〜そろそろ初めるよ〜」


ナムジュンさんの言葉でひとまず切り上げることに。
それぞれの飲み物をお盆に乗せてテーブルに向かおうとすると何故か先にテヒョンさんがお盆を持った。


TH「俺が運ぶ〜」

『…あ…りがとうございます。』


あまりに急で、止める暇もなくお礼を言うしかなかったけど聞こえたかな…

後でもう一度伝えようなんて考えながら、テヒョンさんに淹れてもらった紅茶を手に取って椅子に座った。


NM「じゃあ…久しぶりの仕事の依頼について共有するよ。」


ナムジュンさんの話によれば、ある大手会社の息子が主催のパーティーに忍び込んで、主役の息子を拉致して依頼主に引き渡すというものだった。

簡単にまとめてしまったけど、大きな問題が一つ。
…以前別の組織に依頼して失敗しているらしい。


TH「息子はそれからかなり強い警戒心で対策してるみたい。今回のパーティーも有名どころのSPに依頼して会場中に潜ませるって情報もあったかな。」

JM「じゃあ常にSPの視線は向いてるだろうね〜」


ジミンさんの言うとおり、多分一瞬の隙間もないような警備が敷かれているんだろうな。


NM「多分SPの目を完全に掻い潜るのは難しいだろうね。とりあえずの作戦はパーティー会場に潜る組と指示係、外での待機組に別れようと思う。」


ナムジュンさんの言うグループ分けはこんな感じ。

パーティー参加→ジンさん、テヒョンさん、ジョングクさん、私
指示係→ナムジュンさん、ユンギさん
待機組→ホソクさん、ジミンさん

…ちなみに、ジンさんとテヒョンさんは単独参入。
ジョングクさんと私はカップル設定。

ジョングクさんとはあれからも距離感は変わらないけど…

チラリと見えた顔はとっても嫌そうだった。


決行日は3週間後。
それまでにもっと詳しい情報を探りにテヒョンさんが動くらしい。

難しそうな依頼だけど、多分この人たちなら何の問題もないだろうな。

30→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
312人がお気に入り
設定タグ:BTS , 紅一点 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モチ | 作成日時:2023年11月3日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。