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ジンさん達の家で過ごすようになって数ヶ月。

特に変わったこともすることも無く…
組織の動きもまったく無くて、信じられないくらい平凡な日々を送っていた。


TH「ね〜、ひま〜」


皆んなが食べ終わった食器を洗っていたら、後ろから纏わりついてくるテヒョンさん。


TH「遊び場行こうよ〜」


ここ最近、毎日遊び場に誘われてる気がする。

まぁ、私も自分の活動時間を知るためには丁度良いんだけど…

特にやる事も無いし「行きましょう」と答えようとしたら、ナムジュンさんがリビングに戻ってきた。


NM「今日は久しぶりの依頼だよ。Aは初めてだよね?全員が揃ったら話し合うから、それまで待ってて?」


そう言って椅子に座るナムジュンさん。

話し合いか…
今日は冷えるし、コーヒーでも準備しよう。


『…どうぞ。』

NM「ありがとう。」


入れ立てのコーヒーをナムジュンさんの前に置く。

パソコンを難しい顔で見つつも、必ずこちらを向いてお礼を言ってくれる。


『テヒョンさんも温かい紅茶飲みますか?』

TH「うん!ねーねー、入れるところ見ててもいい?」

『…?』

TH「なんかさ、Aが淹れてくれる紅茶ってすごく香りも良くて美味しく飲めるんだよね。同じ茶葉なのに何でかなーって」


特に変わったことはしてないんだけどな。

ただ普通に紅茶を淹れているだけだし…


TH「…んー…何が違うんだろ…」


横でじっと見つめるテヒョンさん。

思わず私も何が違うのか考える。
暫く考えて私は一つ提案した。


『テヒョンさん、私に淹れて見てください。』

TH「え…俺が作るといい香りしないよ?」

『何が違うか私も分からなくて。見たらわかるかなって。』


テヒョンさんは少し困惑しながらも紅茶を入れ始める。
私もその様子をじっと見つめた。

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作者名:モチ | 作成日時:2023年11月3日 8時

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