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帰りの車で言われたことずっと考えてた。



Aとずっといっしょにいたけど、そんな人いる素振り見せたことなかったから混乱してる





「ぅうう…ユンギぃ…」


「何?」


「化粧落としてよぉ」

「はぁ?w」


「肌荒れちゃう………」


「わかったよ…w」


最初は目か?

どれ使えばいいんだ?

「早くしてぇ…」

「はいはいw」

「これ?」

「そう…」

「優しく落としてよ…」

「分かってるよw」


「ばかにしてるでひょー!その顔ー!」

「静かに、動くなw」

「つぎはあおいやつ」



「ユンギの手気持ちいねぇ…」

「うっさいなw」

「その顔ムカつく…」

「お前のほうがムカつくわw」



人の気も知らないでよ…




唇突き出して、目尻の下がった目で見つめられる。


生え際にあるニキビ2個

もみあげにあるほくろ

耳たぶにある産毛



こんなにAの事近くで見たことなかった




めちゃくちゃキスしたい…


シウから聞いた話なんて忘れて、俺の今の立場も忘れてAの事ちゃんと愛せればいいのに。



「手止まってる…」

「っすまん…」

「もう、自分でやるぅ」

「おう…」






こんな甘えてるくるのも初めてだ…






「ねぇ、きょうね、シウくんに僕のこと男として見てくれませんか?って言われたの…」


「うん」


「わたしびっくりしちゃったの、しょうじきこわくなっちやった…」


「うん」

「なんともおもわないの…?」


言葉に困って怖くて



「なんとも思わねぇよ」






「ふーん、そうなんだ。おふろはいったくる…」


いつもより強くしまったドア



どう答えるのが正解だったのだろうか

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作者名:雪見 | 作成日時:2024年1月19日 16時

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